iPhoneを使用していると、親によって設定されたアプリの制限や購入制限にパスワードが必要な場面が多くあります。しかし、これらのパスワードを忘れてしまったり、リセットが必要になったりすることもあります。この記事では、iPhoneで設定された親の制限のパスワードをリセットする方法について、詳しく解説します。
親によるiPhoneの制限パスワードとは
iPhoneには「スクリーンタイム」という機能があり、この機能を使用して親が子供のiPhoneにアプリやコンテンツの制限をかけることができます。この制限には、アプリ購入やインストールの制限、特定のアプリへのアクセス制限などがあります。これらの制限を解除するためには、設定時に設定したパスワードが必要です。
もし、そのパスワードがわからなくなった場合、制限を解除するための方法が必要になります。以下では、そのリセット方法について説明します。
スクリーンタイムパスコードを忘れた場合のリセット方法
スクリーンタイムのパスコードを忘れた場合、いくつかのリセット方法があります。Appleはこの状況に対応するための手順を提供しています。以下にその方法を紹介します。
方法1: Apple IDを使用してパスコードをリセット
iOS 13.4以降、スクリーンタイムのパスコードを忘れた場合にApple IDを使用してリセットすることができるようになりました。この方法では、iPhoneの設定画面から直接パスコードをリセットできます。
手順は以下の通りです。
- iPhoneの「設定」アプリを開きます。
- 「スクリーンタイム」を選択します。
- 「スクリーンタイムのパスコードを変更」をタップし、「スクリーンタイムのパスコードを忘れた場合」を選択します。
- Apple IDのパスワードを入力します。
- 新しいスクリーンタイムのパスコードを設定します。
これで、新しいパスコードを設定することができます。
方法2: iTunesまたはFinderを使ってリセットする
iPhoneをコンピュータに接続し、iTunesまたはFinderを使ってデバイスをリセットする方法もあります。この方法では、iPhoneを工場出荷時の状態に戻し、スクリーンタイムのパスコードを削除することができます。ただし、この方法を使用する前に、重要なデータのバックアップを取ることをお勧めします。
手順は以下の通りです。
- iPhoneをコンピュータに接続します。
- Macの場合はFinder、Windows PCの場合はiTunesを開きます。
- iPhoneを選択し、「復元」を選択します。
- 復元が完了した後、iPhoneを初期設定に戻し、必要なデータを復元します。
これで、スクリーンタイムの制限を解除することができますが、すべてのデータが消去される点に注意が必要です。
iPhoneのパスコードリセット後に再設定する方法
パスコードをリセットした後は、新しいスクリーンタイムのパスコードを設定する必要があります。新しいパスコードを設定することで、再度制限を有効にしたり、購入制限を設定したりできます。
新しいパスコードを設定する手順は、スクリーンタイムの設定画面から行うことができます。再設定後、親による制限を再度適用することが可能です。
スクリーンタイムパスコードを忘れないための予防策
スクリーンタイムのパスコードを忘れないためには、いくつかの予防策を取ることが有効です。たとえば、パスコードを紙に書いて保管する、または信頼できる場所に保存するなどの方法があります。
また、定期的にスクリーンタイムの設定を確認し、パスコードが必要な場合に備えることも大切です。家族で共有するデバイスの場合、パスコードを共有しておくと、必要な時にすぐに対応できるようになります。
まとめ
iPhoneで親によって設定されたアプリ制限のパスコードをリセットする方法には、Apple IDを使ったリセットやiTunes/Finderを使った復元などがあります。リセット後は新しいパスコードを設定することが重要です。
もしもパスコードを忘れないようにするためには、適切な管理方法を取ることが大切です。これらの方法を実践すれば、スムーズに問題を解決することができるでしょう。
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