NTTのひかり電話(RX-600MI)を利用して、電話とFAXを別々の番号で運用する際に、意図した通りに動作しない場合があります。電話番号とFAX番号が逆に動作したり、電話が正常に鳴らなかったりといった問題に直面することがあるでしょう。今回は、これらのトラブルが発生した際に試すべき対策と設定方法をご紹介します。
ダブルチャネルとは?
ひかり電話のダブルチャネル設定は、1回線で2つの異なる番号(電話番号とFAX番号)を使用する機能です。通常、電話1は電話用、電話2はFAX用として設定されます。この設定がうまくいかない場合、両方のデバイスが正しく機能しないことがあります。
ダブルチャネルの設定が正しく機能していない場合、電話とFAXが逆に動作したり、特定の番号にかけたときに別のデバイスが反応することがあります。これを解決するためには、いくつかの点を確認する必要があります。
1. 物理的な接続を確認
最初に確認すべきことは、電話とFAX機器が正しく接続されているかどうかです。電話機は「電話1」、FAXは「電話2」に接続されている必要があります。それぞれの機器が対応するポートに正しく差し込まれているか再確認しましょう。
もし機器の接続が正しい場合、次に設定に問題がある可能性があります。
2. 設定の確認と再設定
ダブルチャネルの設定は、ひかり電話のルーター(RX-600MI)で行います。設定が正しくない場合、電話番号とFAX番号が逆に認識されることがあります。
設定画面にアクセスし、電話1には「電話番号」、電話2には「FAX番号」が正しく設定されているか確認しましょう。設定に誤りがあった場合、再設定を行ってください。
3. 自動切り替えの設定確認
FAX機にかけた際に、数コール後にFAXに切り替わる設定が有効になっている場合があります。もしこれが原因であれば、切り替えまでに遅延が生じることがあります。
FAXと電話の自動切り替えに関する設定を確認し、必要に応じて調整を行いましょう。また、FAX機の設定で「電話が先に鳴る」というオプションがある場合、それをオフにすることで改善される場合もあります。
4. ひかり電話ルーターの再起動
設定や接続に問題がない場合でも、ひかり電話ルーターに一時的な不具合が生じていることがあります。こうした場合は、ルーターの再起動を試してみましょう。
ルーターの電源を一度切り、再度電源を入れてから、電話機とFAX機が正常に動作するか確認します。再起動後に問題が解決することがあります。
5. それでも解決しない場合はサポートに連絡
もしこれらの対策を試しても問題が解決しない場合、NTTのサポートセンターに連絡して、専門の技術者に相談することをお勧めします。
サポートセンターでは、詳細なトラブルシューティングを行い、必要に応じて機器の交換や修理を行うことができます。
まとめ
NTTのひかり電話(RX-600MI)のダブルチャネル設定で発生するトラブルには、接続や設定に関する問題が多くあります。電話とFAXの接続状態、設定の確認、自動切り替えの設定などをチェックすることで、問題の多くは解決できます。
それでも解決しない場合は、NTTのサポートに相談して、専門的な対応を受けましょう。
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