JWCADで線の寸法を自動集計し、一覧に出力する方法【インストール不要】

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JWCADを使って図面の寸法を自動的に集計し、一覧表を作成する方法をお探しの方に向けた記事です。特に、インストール不要の方法で、線の寸法を自動的に取得して一覧としてExcelに貼り付ける手順をご紹介します。セキュリティの制約から、外部ツールやRubyのインストールができない場合でも、できる限りシンプルで効率的な方法を提案します。

1. JWCADでの寸法自動集計の基本概念

JWCADは、建築や設計の図面作成に広く使用されているCADソフトウェアです。JWCAD内で線の寸法を測定し、リストとして自動的に出力する方法には、いくつかのアプローチがあります。まずは、基本的な設定と機能について解説します。

1.1. 寸法の測定方法

JWCADでは、図面上の任意の2点間の寸法を測定することができます。この寸法を自動で集計して一覧化するには、寸法データを一括で抽出する方法が必要です。

1.2. 自動集計を実現するための基本ツール

JWCADには、寸法集計用の標準機能がいくつか存在しますが、外部ツールを使わずに簡単に作業を進めるためには、CAD内部のスクリプト機能やショートカットを駆使することが重要です。

2. JWCADで寸法を集計してExcelに出力する方法

次に、JWCADで寸法を集計し、それをExcelに自動で出力する方法を見ていきます。この方法では、特にRubyなどの外部スクリプトを使わず、JWCADの標準機能を活用します。

2.1. 外部プログラムを使わずに寸法を一覧化する手順

JWCADには、寸法を抽出するための「外部変形」機能があり、これをうまく利用することで寸法値を自動的にリスト化できます。このリストをテキストファイルとして出力し、その後Excelに取り込むことが可能です。

2.2. JWCADからテキストファイルとして寸法を出力

JWCADの「寸法リスト出力」機能を使うと、図面内のすべての寸法をテキスト形式で出力できます。手順は以下の通りです。

  • 「設定」→「寸法出力」を選択
  • 「寸法リストの出力先」を指定(Excel対応形式のテキストファイルを選択)
  • 出力したテキストファイルをExcelで開く

3. 複雑な集計作業を自動化する方法

寸法値を集計し、Excelに貼り付ける作業が手動で行われていると、時間がかかります。そこで、作業の効率化を図るために、さらに一歩進んだ方法を解説します。

3.1. Excelでのデータ自動処理

JWCADから出力した寸法データをExcelに取り込んだ後、Excelの機能を使って自動的に集計、整理、表示することができます。たとえば、数式やVBAマクロを使って、寸法値を自動的に並べ替えたり、壁番号を付けることができます。

3.2. Excelマクロによる壁番号の自動付与

Excelでは、寸法リストを元に壁番号を自動で付けるマクロを設定することが可能です。具体的な手順は以下の通り。

  • VBAエディタを開き、壁番号を自動で付けるマクロを作成
  • 寸法リストを選択し、マクロを実行して壁番号を付ける

4. セキュリティの問題を避けるための注意点

質問者が述べていたように、セキュリティの問題からRubyや外部ツールをインストールできない場合、どのように作業を進めるかが重要です。ここでは、安全に作業を行うためのポイントをいくつか挙げてみます。

4.1. インストール不要の方法を選ぶ

外部プログラムをインストールすることなく、JWCADやExcelの標準機能を活用する方法を選ぶことで、セキュリティリスクを最小限に抑えることができます。

4.2. クラウドツールの利用

インストール不要のオンラインツールを活用することも一つの手段です。クラウドベースのデータ処理ツールを使用すれば、セキュリティの問題を回避しつつ効率的に作業を進めることができます。

5. まとめ

JWCADでの寸法集計やExcelへの出力は、外部ツールを使わずに効率的に行うことができます。寸法をリスト化し、壁番号を自動的に付ける方法もExcelで簡単に実現可能です。セキュリティの制約から外部プログラムを使いたくない場合でも、JWCADやExcelの標準機能で十分対応できます。

これらの手法を駆使して、作業の効率化を図りましょう。

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