デスクトップパソコンのHDDをSSDに交換すると、起動速度やアプリの動作が大幅に向上します。しかし、OSやデータの移行方法が分からず不安に感じる方も多いでしょう。本記事では、PC初心者でも分かるように、HDDからSSDへの交換方法とデータの移行手順を詳しく解説します。
HDDからSSDに交換する際の準備
まずは必要なものを準備しましょう。
- 新しいSSD(2.5インチ SATA SSD または M.2 SSD):現在のHDDと同容量以上が望ましい。
- SATA-USB変換ケーブル(クローン作成用):HDDからSSDにデータを移行するために使用。
- クローン作成ソフト(例:EaseUS Todo Backup、AOMEI Backupper、Macrium Reflect など):無料版でもOK。
- プラスドライバー(PCケースを開けるため)。
- バックアップ用の外付けHDD/USBメモリ(必要に応じて)。
方法1:HDDのデータをSSDにクローンして交換
HDDのデータやOSをそのままSSDに移行する方法です。
1. SSDをPCに接続する
SATA-USB変換ケーブルを使い、SSDをUSB経由でPCに接続します。
2. クローン作成ソフトをインストール
以下のようなソフトをインストールし、HDDのデータをSSDにコピーします。
3. クローンを作成
ソフトを起動し、「ディスククローン」を選択。
- 元のHDDを「ソースディスク」として選択。
- 新しいSSDを「ターゲットディスク」として選択。
- 「SSD最適化」オプションを有効にする(クローン後の動作を最適化)。
- クローン開始。
4. HDDを取り外し、SSDを取り付け
クローンが完了したら、PCの電源を切り、以下の手順でHDDをSSDに交換します。
- PCの電源を切り、コンセントを抜く。
- PCケースを開ける(プラスドライバーを使用)。
- HDDのSATAケーブルと電源ケーブルを外し、取り外す。
- SSDを同じ位置に取り付け、SATAケーブルと電源ケーブルを接続。
- PCケースを閉じ、電源を入れる。
5. SSDが正常に起動するか確認
PCを起動し、SSDから正常に起動するか確認します。問題がある場合は、BIOS設定で起動ディスクを変更してください。
方法2:クリーンインストールでSSDにOSを入れ直す
HDDのデータを移行せず、新しくOSを入れる方法です。
1. Windowsのインストールメディアを作成
- Microsoft公式サイトからWindows 10/11のインストールツールをダウンロード。
- USBメモリ(8GB以上)を用意し、インストールメディアを作成。
2. SSDを取り付けてWindowsをインストール
- PCの電源を切り、HDDを取り外す。
- SSDを取り付け、USBメモリを差し込んでPCを起動。
- Windowsのインストール画面で「カスタムインストール」を選択し、SSDをフォーマット後にインストール。
- Windowsの設定を完了させ、ドライバやアプリを再インストール。
どちらの方法を選ぶべきか?
方法 | メリット | デメリット |
---|---|---|
クローン作成 | OSやデータをそのまま移行できる | 不要なデータもコピーされる |
クリーンインストール | PCをリフレッシュできる | ソフトや設定を入れ直す手間がかかる |
まとめ:SSDに交換するとパソコンが快適に!
HDDからSSDへの交換は、PCの動作を劇的に向上させる方法です。クローン作成かクリーンインストールのどちらかを選び、自分に合った方法で移行しましょう。
初心者の方は、手軽にできる「クローン作成」がおすすめですが、PCをスッキリさせたい場合は「クリーンインストール」も良い選択肢です。
ぜひこの方法を試して、快適なPC環境を手に入れてください!
コメント