InDesignでの印刷作業で、データサイズが合わない問題に直面したことはありませんか?特に見開きデザインで、指定したサイズ通りに印刷されない場合、いくつかの原因と対処法があります。この記事では、見開きデザインをA3用紙に適切に印刷するための方法を紹介します。
1. InDesignのページ設定を確認しよう
まず、InDesignで作成したページサイズが正確かどうかを確認しましょう。見開きデザインのページサイズは、通常は「210×420mm」となりますが、設定ミスが印刷結果に影響を与えることがあります。
「ファイル」メニューから「ドキュメント設定」を開き、ページサイズが正しく設定されているか確認してください。また、見開きデザインを作成する場合は「ページごとの配置」を選択しておくことも重要です。
2. 印刷機の設定を再確認する
コンビニや会社の印刷機では、デフォルトでA3サイズが設定されていることがありますが、その設定がInDesignのデザインと一致していない場合、サイズがずれてしまいます。
印刷時に「拡大縮小設定」を確認し、必ず「100%」または「実際のサイズ」に設定して印刷してください。拡大縮小が適用されると、データが大きく印刷されてしまうことがあります。
3. トンボの設定と裁ち落としに注意
印刷物を正確にトリミングするためには、トンボ(裁ち落とし線)を適切に設定することが重要です。見開きデザインの場合、両ページを合わせて印刷する際には、トンボをきちんと指定しておきましょう。
「書き出し」メニューから「PDF書き出し」を選び、「トンボを付ける」オプションを選択します。この設定がないと、印刷時にサイズがずれてしまう原因になります。
4. 印刷後のズレを防ぐために
印刷機で実際に印刷する際、紙のトリミングが不正確だと、見開きデザインがずれてしまうことがあります。これを防ぐために、デザイン作業後に必ず小さなテスト印刷を行い、実際の印刷結果を確認しておくことが有効です。
また、印刷機が対応する用紙サイズや、プリンターの余白設定などをチェックすることも、ズレを防ぐためには大切です。
5. まとめ:正しい設定で見開きデザインをA3用紙にぴったり合わせる
InDesignで見開きデザインを作成し、A3用紙に正確に印刷するためには、ページ設定、印刷機の設定、トンボの設定に十分注意を払うことが重要です。特に印刷時の拡大縮小設定をチェックし、サイズがズレないように確認しましょう。
印刷後にズレが生じる場合は、テスト印刷を行って微調整することをおすすめします。これらの対策を講じることで、デザイン通りのサイズで印刷できるようになります。
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