BluetoothスピーカーであるDENON HOME 150をパソコンと接続し、Spotifyの音声は流れるものの、ブルーレイの音声が再生されないという問題に直面している方もいるのではないでしょうか。本記事では、その原因と解決策について詳しく解説します。
原因1: Windowsの音声出力デバイス設定
Windowsでは、アプリごとに異なる音声出力デバイスが選択されている可能性があります。そのため、SpotifyはBluetoothスピーカーに音声を出力していても、ブルーレイ再生ソフトは別のデバイスに出力している可能性があります。
解決策:
- Windowsの「設定」→「システム」→「サウンド」を開く
- 「出力デバイス」を「DENON HOME 150」に設定する
- 「アプリごとの音量とデバイスの設定」を開き、ブルーレイ再生ソフトの出力先を「DENON HOME 150」に変更する
原因2: Bluetoothのオーディオコーデックの問題
一部のブルーレイ再生ソフトは、高音質の音声コーデック(Dolby TrueHDやDTS-HD MAなど)を使用しますが、Bluetooth接続ではこれらのコーデックがサポートされないため、スピーカーへ音声が送られない場合があります。
解決策:
- ブルーレイ再生ソフトの音声設定で、「ステレオ(PCM)」に変更する
- 「音声出力の設定」で「ダウンミックス」を有効にし、対応可能なフォーマットに変換する
原因3: WindowsのBluetooth音声プロファイル
WindowsのBluetooth設定には、A2DP(高音質オーディオ)とHFP(ハンズフリープロファイル)の2種類のプロファイルがあります。PCの設定によっては、誤ってHFPが有効になっていると音質が悪くなったり、特定の音が再生されないことがあります。
解決策:
- Windowsの「デバイスマネージャー」を開く
- 「Bluetooth」→「DENON HOME 150」を右クリックし、「プロパティ」を選択
- 「サービス」タブで、「ハンズフリープロファイル(HFP)」のチェックを外す
- PCを再起動し、A2DPモードで接続されるか確認する
原因4: ブルーレイ再生ソフトの音声出力設定
使用しているブルーレイ再生ソフトによっては、音声の出力デバイスが手動で設定されている場合があります。
解決策:
- ブルーレイ再生ソフトの「設定」を開く
- 「音声出力デバイス」を「システムの既定のデバイス」または「DENON HOME 150」に変更する
- 「音声フォーマット」を「PCM(ステレオ)」に変更する
まとめ
DENON HOME 150をPCにBluetooth接続している際に、Spotifyは再生できるがブルーレイの音声が流れない場合、以下の対策を試してみましょう。
- Windowsのサウンド設定で、出力デバイスが「DENON HOME 150」になっているか確認する
- ブルーレイ再生ソフトの音声出力を「ステレオ(PCM)」に変更する
- WindowsのBluetoothプロファイルがA2DPになっているか確認する
- ブルーレイ再生ソフトの音声設定で適切な出力デバイスを選択する
これらの手順を試しても解決しない場合は、光デジタル端子や有線接続を検討するのも良いでしょう。
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