最近、ドラム式洗濯乾燥機が注目されていますが、縦型洗濯機+乾燥機の組み合わせとどちらが便利なのか、迷っている方も多いのではないでしょうか?
特に、家事を担当する側からすると「本当に全部乾燥までできるの?」「乾燥機に入れられない衣類はどうするの?」など、気になるポイントが多いはずです。
この記事では、ドラム式洗濯乾燥機のメリット・デメリットを整理し、現在の縦型洗濯機+乾燥機の組み合わせとの比較をしながら、どちらがより適しているのかを解説します。
ドラム式洗濯乾燥機の基本性能と特徴
ドラム式洗濯乾燥機は、洗濯から乾燥まで1台で完結できる点が最大の魅力です。
しかし、洗濯容量と乾燥容量が異なるため、すべての洗濯物を一度に乾燥できるわけではありません。
① ドラム式の洗濯・乾燥容量
一般的に、ドラム式洗濯機は以下のような仕様になっています。
- 洗濯容量:10kg
- 乾燥容量:5~6kg(洗濯容量の約半分)
つまり、10kg分の洗濯物を入れても、すべてを乾燥まで仕上げることはできないという点に注意が必要です。
② 乾燥機能の特性
ドラム式の乾燥方式は主に以下の2種類です。
- ヒートポンプ式(低温乾燥で衣類に優しいが、乾燥時間が長め)
- ヒーター式(高温で乾燥が早いが、衣類が傷みやすい)
ヒートポンプ式は省エネ性能が高く、衣類に優しい乾燥が可能ですが、厚手の衣類やデニムは乾きにくいというデメリットがあります。
縦型洗濯機+乾燥機との比較
現在、縦型洗濯機(7kg)+電気乾燥機(6kg)を使用している場合、以下のようなメリットがあります。
① 乾燥機にかけるものを選べる
ドラム式は洗濯物を一度に乾燥させることが前提ですが、縦型+乾燥機の組み合わせなら「乾燥に適したものだけを乾燥機に入れる」ことが可能です。
たとえば、以下のように仕分けることで、衣類のダメージを最小限にできます。
- 乾燥機にかけるもの:タオル、靴下、ヒートテック、ワイシャツ
- 自然乾燥するもの:パーカー、デニム、オフィス用ニット、下着
② 乾燥容量が大きい
電気乾燥機(6kg)は、ドラム式の乾燥容量(5~6kg)とほぼ同等ですが、独立した乾燥機のため同時に洗濯機を使うことができるのが大きなメリットです。
③ 衣類に優しい乾燥が可能
ドラム式の乾燥は、洗濯物を高温で一気に乾燥させるため、衣類の傷みや縮みが起こることがあります。
一方で、縦型+乾燥機の組み合わせなら、乾燥機を使う衣類を選ぶことで、デリケートな衣類を傷めずに済みます。
ドラム式洗濯乾燥機のメリット・デメリット
ドラム式には魅力も多いですが、一方で注意点もあります。
メリット
- 洗濯から乾燥まで1台で完結できる
- 水道代・電気代が節約できる(ヒートポンプ式の場合)
- 乾燥機能をフル活用すれば干す手間が省ける
デメリット
- すべての衣類を乾燥できるわけではない(タンブラー乾燥禁止の衣類が多い)
- 洗濯容量と乾燥容量が異なり、洗濯物を分けて乾燥しなければならない
- 厚手の衣類やデニムは乾燥しにくい
どちらがベスト?ライフスタイルに合わせた選び方
家事の負担を減らすために、ドラム式洗濯乾燥機に買い替えるべきかどうかは、ライフスタイルに大きく左右されます。
① 干す手間を省きたいならドラム式
洗濯~乾燥を完全に自動化したいなら、ドラム式がおすすめです。
ただし、乾燥機に適さない衣類をどうするかを事前に考えておく必要があります。
② 洗濯物の仕分けが必要なら縦型+乾燥機
「すべての衣類を乾燥機に入れるわけではない」という家庭では、縦型+乾燥機の方が向いています。
乾燥機に入れるものと入れないものを自由に仕分けできるため、衣類のダメージを抑えながら洗濯が可能です。
まとめ
ドラム式洗濯乾燥機は便利な一方で、「すべての衣類を乾燥できるわけではない」「厚手の衣類が乾きにくい」といった制約があります。
選び方のポイント:
- すべての衣類を乾燥まで済ませたい → ドラム式
- 乾燥機にかけるものを選びたい → 縦型+乾燥機
どちらが最適か、家事のスタイルや洗濯物の種類を考えながら検討しましょう!
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