Nvidiaのインスタントリプレイを使用する際に、PCの音は録音されるのにUSBマイクの音が入らないという問題が発生することがあります。この問題の原因は、設定の不備やソフトウェアのバグ、システム側の音声デバイスの設定ミスなどが考えられます。
本記事では、NvidiaアプリのインスタントリプレイでUSBマイクの音が録音されない場合の解決方法を詳しく解説します。
1. マイクの入力設定を確認する
まずは、マイクの設定が正しく適用されているかを確認しましょう。
1.1 Windowsのサウンド設定を確認
Windowsのサウンド設定で、USBマイクが正しく認識されているかをチェックします。
- タスクバーのスピーカーアイコンを右クリック → サウンド設定 を開く
- 「入力」欄で使用したいマイクが選択されていることを確認
- 「デバイスのプロパティ」でマイクの音量が0%になっていないかチェック
1.2 Nvidiaアプリのマイク設定
Nvidiaのアプリ内でも、使用するマイクが正しく設定されているかを確認します。
- Nvidia GeForce Experienceを開く
- 「設定」→「オーディオ」→「マイク」でUSBマイクが選択されていることを確認
- 「常にオン」に設定し、マイクの音量を調整
2. マイクブーストの問題を修正する
質問者のケースでは、マイクブーストが-100%になってしまうという問題が発生しているようです。これを防ぐために、以下の設定を試してください。
2.1 Windowsのマイクブースト設定
- 「サウンド設定」→「入力デバイスのプロパティ」→「追加のデバイス設定」
- 「レベル」タブで「マイクブースト」の値を適切な範囲(+10dB〜+20dB)に設定
2.2 Nvidiaアプリ内のマイクブースト設定
- Nvidia GeForce Experienceを開く
- 「オーディオ」設定で「マイクブースト」を手動で100%に変更
- 変更後にアプリを再起動し、設定が保持されているか確認
3. マイクの優先設定を変更する
複数のオーディオデバイスが接続されている場合、誤って他のデバイスが優先されている可能性があります。
3.1 他のマイクデバイスを無効にする
USBマイク以外の録音デバイスが有効になっている場合、競合が発生することがあります。
- 「サウンド設定」→「入力デバイスの管理」
- USBマイク以外のデバイスを無効化
3.2 マイクをデフォルトの録音デバイスに設定
- 「サウンド設定」→「サウンドコントロールパネル」
- 「録音」タブでUSBマイクを右クリックし、「既定のデバイス」に設定
4. Nvidiaアプリの再インストール
設定を確認しても改善しない場合、Nvidiaアプリのバグの可能性もあります。一度アンインストールし、最新バージョンをインストールし直してみましょう。
4.1 アンインストール手順
- 「設定」→「アプリ」→「Nvidia GeForce Experience」をアンインストール
- PCを再起動
4.2 最新バージョンのインストール
- Nvidiaの公式サイトから最新のGeForce Experienceをダウンロード
- インストール後、マイク設定を再調整
5. 代替ソフトウェアの使用
Nvidiaのインスタントリプレイでマイクが正常に録音できない場合、OBS StudioやXbox Game Barなどの録画ソフトを代替手段として検討するのも一つの方法です。
5.1 OBS Studio
- 無料で高機能な録画ソフト
- オーディオの入力設定を細かく調整可能
- ゲーム音声とマイク音声を別トラックで録音できる
5.2 Xbox Game Bar
- Windows標準搭載の録画ツール
- シンプルな操作で画面録画が可能
- Windowsキー + Gで起動
まとめ
GeForce ExperienceのインスタントリプレイでUSBマイクが録音されない問題の解決策をまとめると、以下のようになります。
- Windowsのサウンド設定でUSBマイクが認識されているか確認
- Nvidiaアプリのオーディオ設定でマイクを有効化
- マイクブーストの値を手動で調整し、設定が維持されるか確認
- 不要なオーディオデバイスを無効化し、USBマイクを既定に設定
- Nvidiaアプリを再インストールして最新の状態にする
- 問題が解決しない場合、OBS Studioなどの代替ソフトを試す
これらの方法を試し、快適にインスタントリプレイを活用できるようにしましょう。
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