CDの曲をiTunesに取り込む際、「複製があります」と表示され、同じ曲名のものをインポートできない問題に直面することがあります。特に、外付けHDDや外付けCDドライブを使用した場合、このエラーが発生することがあります。本記事では、この問題の原因と解決策について詳しく解説します。
「複製があります」と表示される原因
iTunesは、曲名やアルバム名、アーティスト名などの情報をもとに、すでにライブラリにある曲と重複するかを判断します。そのため、以下のようなケースでエラーが発生する可能性があります。
- アルバム名やアーティスト名が完全に一致している
- 同じ曲名のトラックがすでにライブラリに登録されている
- 外付けCDドライブを使用することで、CD情報の読み取りに差異が生じた
解決策① アルバム名を変更してインポートする
iTunesでは、同じアルバム名のCDを複数回インポートすると、「複製があります」と判定されることがあります。そのため、以下の手順でアルバム名を変更し、認識を変えることで回避できます。
- CDをiTunesに挿入し、トラックが表示されたらすべて選択する
- 右クリックして「情報を見る」を選択
- 「アルバム名」の欄に「(初回盤A)」や「(通常盤)」などの識別名を追加
- 「OK」を押して変更を保存し、インポートを試す
この方法で、異なるアルバムとして認識されるようになります。
解決策② トラック番号を変更する
アルバム名を変更しても重複エラーが解決しない場合、各曲のトラック番号を変更することで回避できます。
- インポートしたいCDをiTunesに挿入する
- 取り込みたい曲を選択し、「情報を見る」をクリック
- 「トラック番号」の項目を変更(例:1→101、2→102 など)
- 変更を保存してインポートを試す
トラック番号が異なれば、別の楽曲として扱われるため、エラーを回避しやすくなります。
解決策③ CDのメタデータを手動編集する
CDの情報(メタデータ)がうまく読み取れず、重複エラーが発生している可能性があります。この場合、CD情報を手動で編集してからインポートすることで問題を解決できます。
- CDをiTunesに挿入し、曲情報が表示されるのを確認
- 各曲を選択し、「情報を見る」をクリック
- アーティスト名やアルバム名、曲名に微妙な違いを加える(例:「通常盤」→「通常盤 Ver.1」など)
- 変更を保存して再度インポートを試す
この方法を使うと、iTunesが別の楽曲として認識し、重複エラーを回避できます。
解決策④ 別の音楽管理ソフトを使う
iTunesで問題が解決しない場合、別の音楽管理ソフトを使うのも一つの手です。例えば、以下のソフトを利用すると、より柔軟にCDのインポートが可能です。
- MusicBee: 多機能な音楽管理ソフトで、CDのリッピングにも対応
- Windows Media Player: Windows標準の音楽プレイヤーで、MP3形式でCDを取り込むことが可能
- MediaMonkey: 高度なタグ編集機能を持ち、ライブラリの管理がしやすい
これらのソフトでCDを取り込んだ後、iTunesに追加する方法もあります。
まとめ:外付けCDドライブでも適切な設定でインポート可能
外付けCDドライブを使用してiTunesにCDを取り込む際、「複製があります」と表示される問題は、アルバム名やトラック番号を変更することで解決できます。また、メタデータを手動編集する方法や、別の音楽管理ソフトを使用するのも有効な手段です。
CDごとに適切なラベルを付けて管理すれば、iTunesでもスムーズに取り込めるようになりますので、ぜひ試してみてください。
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