固定電話を解約しても困ることはある？メリット・デメリットと固定電話なし生活の実例

近年、スマートフォンの普及により、固定電話を解約する人が増えています。「ほとんど使わないし、迷惑電話ばかりだから不要では？」と考える方も多いでしょう。しかし、固定電話をなくすことで生じるデメリットがあるのか気になるところです。

本記事では、固定電話を解約するメリット・デメリットを解説し、実際に固定電話なしで生活している人の体験談も紹介します。

固定電話を解約するメリット

固定電話を解約することで、次のようなメリットがあります。

固定電話の基本料金は、NTTの場合、一般的に月額1,700円前後（ひかり電話なら月額500円前後）かかります。これを解約すれば、年間で1万円～2万円の節約になります。

固定電話には、営業や勧誘、詐欺電話がかかってくることが多いです。固定電話をなくすことで、これらの迷惑電話を完全にシャットアウトできます。

ほとんどの連絡がスマホで完結する現在、固定電話がなくても問題ないケースが増えています。特に、家族や友人との通話はすべてスマホで行っているなら、固定電話を持つ必要はほとんどありません。

一方で、固定電話を解約すると次のようなデメリットが発生する可能性があります。

固定電話は、停電時でも利用可能（アナログ回線の場合）なため、災害時の緊急連絡手段として有効です。一方、スマホはバッテリーが切れると使えなくなるため、停電が長引くと連絡手段が制限されます。

クレジットカードの申し込みや銀行口座開設、ローンの申請など、一部の手続きでは固定電話の番号を求められることがあります。スマホ番号でも問題ないケースが増えていますが、企業によっては固定電話を推奨している場合もあります。

在宅ワークや個人事業を行っている場合、固定電話の番号があると信頼性が高まるため、ビジネス用の連絡手段として固定電話を残すメリットがあります。

実際に固定電話を解約した人の意見を見てみましょう。

「家にかかってくるのはセールス電話ばかりで、家族や友人とはすべてスマホで連絡を取っていました。解約後も特に不便はなく、むしろ迷惑電話がなくなって快適になりました。」

「最初は固定電話がないと不安でしたが、孫や子どもとのやり取りはLINE通話が中心なので問題なし。緊急時のためにモバイルバッテリーを準備しておけば、スマホだけでも十分でした。」

「仕事用に固定電話を使っていましたが、最近はクライアントもメールやビデオ通話がメインなので不要になり解約。特に問題なく仕事もできているので、コスト削減になってよかったです。」

固定電話を解約する場合、以下の対策をしておくとより安心です。

災害時や停電時に備えて、モバイルバッテリーや車の充電器を準備しておくと安心です。

スマホでも営業や勧誘の電話が増えているため、「着信拒否機能」や「迷惑電話ブロックアプリ」を活用しましょう。

固定電話を解約する際は、必要な連絡先（家族・銀行・クレジットカード会社など）に新しい連絡方法を伝えておくとスムーズです。

固定電話を解約すると、コスト削減や迷惑電話の排除といったメリットがあります。一方で、緊急時の連絡手段や一部の手続きで必要になる可能性もあるため、状況に応じて判断することが大切です。

「普段ほとんど使わない」「家族との連絡はスマホで十分」という場合は、固定電話を解約しても問題ないでしょう。逆に、在宅ビジネスをしている方や、高齢者がいる家庭では、固定電話を残しておくメリットもあります。

それぞれのライフスタイルに合わせて、最適な選択をしてください！