新しいPCを購入する際、特にカスタマイズオプションや将来的なアップグレードについて考えることは重要です。今回は、BTO PCにグラフィックボードを後付けする際の注意点や電源ユニットの選び方について解説します。
このPCにはグラフィックボードが搭載されている?
リンク先のPC仕様を確認すると、専用のグラフィックボード(GPU)は搭載されておらず、CPU内蔵のグラフィック機能を使用するモデルであることが分かります。
現在のCPUは、多くの場合Intel UHD GraphicsやAMD Radeon Graphicsといった内蔵GPUを持っていますが、これはゲーミング向けの高性能GPUとは異なり、基本的な動画再生や軽い作業向けです。そのため、FPSゲームなどの高負荷なゲームには性能が不足する可能性が高いです。
あとからグラフィックボードを増設できる?
基本的に、BTO PCの多くはグラフィックボードの増設に対応しています。ただし、以下の点を確認する必要があります。
- マザーボードにPCIeスロットがあるか(多くのデスクトップPCにはあるが、要確認)
- PCケースの内部スペースが十分か(大型のグラボは入らない場合がある)
- 電源ユニットの容量が足りるか(グラボを追加すると消費電力が増える)
どのようなグラボを追加できる?
もしFPSゲームをする予定であれば、最低でもGeForce RTX 3060、できればRTX 4060以上のグラボを検討すると快適なプレイが可能になります。
電源ユニットはアップグレードすべき?
現在の電源ユニットは350Wとなっており、これはグラフィックボード非搭載の構成では十分ですが、将来的にグラボを追加するなら550W以上の電源が推奨されます。
消費電力の目安
グラフィックボード | 消費電力(目安) | 推奨電源容量 |
---|---|---|
GeForce GTX 1650 | 75W | 450W以上 |
GeForce RTX 3060 | 170W | 550W以上 |
GeForce RTX 4070 | 220W | 650W以上 |
将来のアップグレードを見据えて、電源ユニットを550W~650Wにカスタマイズしておくと安心です。
まとめ
このPCは現状グラフィックボードがなく、内蔵GPUで動作しますが、将来的にグラボを追加することでゲーム性能を向上させることが可能です。ただし、以下の点に注意しましょう。
- グラボを追加できるスペースとスロットがあるか確認
- 電源ユニットの容量を550W以上にしておくと安心
- FPSゲームをするならRTX 3060以上のグラボを推奨
カスタマイズ時にこれらの要素を考慮し、後からのアップグレードにも対応できるPCを選ぶようにしましょう。
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