VIAを使ってRainy75キーボードの設定を変更しようとしても、jsonファイルを読み込んでも反応がない、「Authorize Device」を押しても画面が変わらないといった問題が発生することがあります。本記事では、VIAでRainy75を正しく認識させるための設定手順と、問題発生時の対処法を詳しく解説します。
VIAとは?
VIAは、カスタムキーボードのキー配置を変更できるオープンソースのキーマッピングソフトです。特定のファームウェア(QMK)を搭載したキーボードで動作します。
Rainy75をVIAで設定する手順
Rainy75をVIAで認識させ、キー設定を変更するには、以下の手順を正しく実行する必要があります。
1. 最新版のVIAをダウンロードする
VIAの公式サイト(https://www.caniusevia.com/)から、最新バージョンをダウンロードしてインストールします。
- Windows / macOS / Linux に対応。
- 旧バージョンでは認識しないことがあるため、必ず最新版を使用。
2. Rainy75 を PC に接続する
キーボードをUSBケーブルでPCに接続します。以下の点に注意してください。
- USBハブを使わず、PC本体のUSBポートに直接接続する(ハブを経由すると認識しないことがある)。
- USB-C to Cケーブルではなく、USB-C to Aケーブルを使用する(相性問題が発生する可能性がある)。
3. 「Authorize Device」でデバイスを認識させる
VIAを起動し、以下の手順でRainy75を認識させます。
- VIAの画面右上の「Authorize Device」をクリック。
- リストからRainy75を選択し、「Connect」を押す。
- 正常に接続されると、キーリマップ画面が表示される。
もしここで画面が変わらない場合は、次の手順を試してください。
VIAがRainy75を認識しない場合の対処法
「jsonファイルを読み込んでも反応しない」「接続しても画面が変わらない」場合、以下の方法で問題を解決できます。
1. Rainy75が「VIA対応ファームウェア」になっているか確認
Rainy75がデフォルトでVIA対応ファームウェアになっていない可能性があります。以下の手順で対応ファームウェアをインストールしてください。
- QMK公式サイトから、QMK Toolboxをダウンロード。
- Rainy75の公式ファームウェアをダウンロード(提供元のサイトを確認)。
- QMK ToolboxでRainy75のファームウェアをフラッシュ(書き換え)。
2. JSONファイルの適用を確認
Rainy75用の.jsonファイルが正しく適用されているか確認します。
- VIAの「Settings」タブで「Show Design Tab」を有効化。
- 「Design」タブで「Load JSON File」からRainy75用の.jsonファイルを読み込む。
- 正しく認識されると、キーマッピング画面が表示される。
3. Windows/macOSの設定を確認
OSの設定が原因でVIAがRainy75を認識しないことがあります。
- Windowsの場合: 「デバイスマネージャー」を開き、Rainy75が認識されているか確認。
(認識されていなければ、USBドライバを更新) - Macの場合: 「システム環境設定」→「セキュリティとプライバシー」で、VIAのUSBアクセス権限を許可する。
4. 別のUSBポートやケーブルを試す
接続不良が原因で認識しない場合があります。
- 別のUSBポートに接続してみる。
- USBケーブルを変更してみる。
- USBハブを経由せずに直接接続する。
5. VIAのキャッシュをクリアする
VIAの設定キャッシュが原因で、キーボードが正しく認識されないことがあります。以下の手順でキャッシュをクリアします。
- VIAを閉じる。
- 設定フォルダ(
C:\Users\YourName\AppData\Local\VIA
)を削除。 - VIAを再起動し、再度キーボードを接続。
まとめ
VIAでRainy75を認識させるには、以下の点を確認してください。
- 最新のVIAをダウンロードし、正しくインストールする。
- USBハブを使わず、PC本体に直接接続する。
- 「Authorize Device」でキーボードを選択し、接続を確立する。
- 必要に応じて、VIA対応ファームウェアをインストールする。
- 認識しない場合は、USBポート変更やVIAのキャッシュクリアを試す。
上記の手順を試せば、多くのケースでVIAがRainy75を認識するはずです。ぜひ、キーマッピングのカスタマイズを楽しんでください!
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