最近、警視庁を名乗る電話が+883で始まる番号からかかってくるという事例が報告されています。このような電話は本物なのか、それとも詐欺の可能性があるのか、本記事では詳しく解説します。
+883の電話番号とは?
+883は一般的な国番号とは異なり、衛星通信やIP電話で使用される番号です。通常、日本国内の警察や公的機関がこのような番号を使うことはありません。
IP電話番号の特徴
- +883は世界中のIP通信に利用される番号であり、固定電話や携帯電話の番号とは異なる。
- 発信元を隠す目的で詐欺グループが利用するケースがある。
- 日本の警視庁や公的機関は通常、03(東京)や全国の市外局番を使用する。
警視庁を名乗る電話は本物か?
警視庁からの正式な連絡であれば、03-3581-4321(代表)などの公的な電話番号が使われます。+883からの着信は詐欺の可能性が高いため、慎重に対応する必要があります。
詐欺電話の見分け方
- 公的機関を名乗るが、+883などの不審な番号から発信されている。
- 個人情報や金銭の支払いを求める。
- 脅迫的な口調で急がせる。
- 折り返し連絡を要求するが、正式な警察署の番号ではない。
詐欺電話がかかってきた場合の対策
もし+883からの不審な電話を受けた場合、以下のような対応を心掛けましょう。
1. 電話に出ない・折り返さない
不審な番号からの着信には出ないのが最善です。もし出てしまった場合も、個人情報を伝えず、すぐに電話を切ることが重要です。
2. 警視庁や警察署に確認する
実際に警視庁からの連絡かどうか不安な場合は、公式の警察署の電話番号に自分で問い合わせましょう。
3. 迷惑電話ブロック機能を利用する
スマートフォンの迷惑電話ブロック機能を活用し、不審な番号からの着信を防ぎましょう。また、キャリアが提供する迷惑電話対策サービスを利用するのも有効です。
4. 消費者センターや警察に相談
実際に詐欺の疑いがある場合は、消費生活センター(188)や警察のサイバー犯罪相談窓口に通報してください。
まとめ
+883で始まる電話番号は、日本の警察や公的機関が使用することはほぼありません。詐欺の可能性が高いため、注意が必要です。
- +883はIP電話や衛星通信で使われる番号。
- 警視庁は03などの市外局番を使用し、+883からの発信はしない。
- 不審な電話は出ない・折り返さない。
- 警察署の公式番号に確認し、必要なら通報を。
冷静に対処し、個人情報や金銭を守る行動を取りましょう。
コメント