Windows11のアップデート時にエラーコード 0x800f081f が発生し、更新が適用できない問題に直面することがあります。本記事では、エラーの原因と具体的な解決策について詳しく解説します。
エラー0x800f081fの主な原因
このエラーは、主に以下の要因で発生します。
- システムファイルの破損
- Windows Updateコンポーネントの問題
- .NET Frameworkの不足や破損
- ネットワーク接続の問題
- ストレージの空き容量不足
解決方法
1. Windows Updateトラブルシューティングツールを実行
Windowsには、更新に関する問題を自動で修正するツールが用意されています。
- 設定アプリを開く（
Win + I） - [システム] → [トラブルシューティング] → [その他のトラブルシューティング]を選択
- [Windows Update] を選び、[実行] をクリック
このツールが問題を検出・修正できるか試します。
2. Windows Updateコンポーネントをリセット
Windows Updateの一時ファイルを削除し、コンポーネントをリセットします。
net stop wuauserv
net stop cryptSvc
net stop bits
net stop msiserver
ren C:\\Windows\\SoftwareDistribution SoftwareDistribution.old
ren C:\\Windows\\System32\\catroot2 catroot2.old
net start wuauserv
net start cryptSvc
net start bits
net start msiserverこのコマンドを管理者権限のコマンドプロンプトで実行し、PCを再起動後に再度Windows Updateを試します。
3. DISMとSFCスキャンを実行
システムファイルの破損が原因の場合、以下のコマンドを管理者権限のコマンドプロンプトで実行してください。
DISM（Deployment Image Servicing and Management）
DISM /Online /Cleanup-Image /RestoreHealthSFC（System File Checker）
sfc /scannow完了後、PCを再起動し、Windows Updateを試します。
4. .NET Frameworkの有効化
一部の更新には .NET Framework が必要です。
- コントロールパネルを開く
- [プログラムと機能] → [Windowsの機能の有効化または無効化] を開く
- [.NET Framework 3.5]と[.NET Framework 4.8] にチェックを入れ、[OK] をクリック
適用後、PCを再起動し、Windows Updateを実行します。
5. 最新の更新プログラムを手動でインストール
Windows Updateカタログから該当の更新プログラム（KB5051987）を手動でダウンロードし、適用することで解決する場合があります。
- Microsoft Update カタログにアクセス
- 「KB5051987」を検索
- PCのバージョン（x64版）に合った更新プログラムをダウンロード
- ダウンロードしたファイルをダブルクリックし、インストール
6. Windowsのネットワーク設定をリセット
ネットワークの問題が原因の場合、以下のコマンドを管理者権限のコマンドプロンプトで実行してください。
netsh winsock reset
netsh int ip reset
ipconfig /release
ipconfig /renew
ipconfig /flushdns完了後、PCを再起動し、Windows Updateを試します。
まとめ
Windows Updateエラー 0x800f081f の解決策は以下のとおりです。
- Windows Updateのトラブルシューティングツールを実行
- Windows Updateコンポーネントをリセット
- DISMとSFCスキャンでシステム修復
- .NET Frameworkの有効化
- 手動で更新プログラムを適用
- ネットワーク設定のリセット
これらの手順を試しても解決しない場合、Microsoftのサポートに問い合わせることをおすすめします。
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