大型一体造形のためにElegoo Neptune 4 MAX(または3)の購入を検討している方に向けて、レベリング調整の使用感や、造形時の振動や冷却ファンの音、置き場所の工夫などについて詳しく解説します。
Neptune 4 MAXのレベリング調整の使用感
Neptune 4 MAXのレベリングはダイヤル調整とオートレベリングの併用です。以下の点を押さえておきましょう。
- 手動ダイヤル調整:初期セットアップ時に必須。ただし、細かい調整はオート機能がカバー。
- オートレベリング:タッチ式のBLTouchセンサーが搭載されており、精度は高め。
- レベリング頻度:定期的な確認は必要だが、一度正しくセットすれば長期間維持可能。
過去にi3MEGA(手動レベリング)やV3SE(オートレベリング)を経験されている方であれば、それほど大きな違和感はないでしょう。手間は多少あるが、オート機能が補助するため、慣れればスムーズです。
造形時の振動とその対策
Neptune 4 MAXは大型プリンタのため、造形時の振動は比較的強めです。特に高速印刷時にフレームの揺れが発生しやすくなります。
振動対策としてできること
- 耐震ゴムパッドの設置:プリンタの脚部に衝撃吸収マットや防振パッドを敷くことで、机や棚への振動を軽減できます。
- 安定した台の選択:木製の棚よりも、頑丈な金属製の台の方が振動を吸収しやすいです。
- プリント速度の調整:高速印刷よりも、少し遅めの設定にすることで振動を抑えられます。
冷却ファンの騒音問題と対策
Neptune 4 MAXは大型モデルのため、強力な冷却ファンが搭載されています。そのため、通常のデスクトッププリンタよりもファンの音が大きい傾向にあります。
冷却ファンの騒音を抑える方法
- 防音ケースの導入:プリンタ全体を覆う防音ボックスを自作または市販のものを活用。
- 静音ファンに交換:ファンの規格を確認し、静音タイプのものに変更する。
- 設置場所を工夫:プリンタを壁際や閉鎖空間に置くと音が反響するため、吸音材を活用するのも一つの手です。
Neptune 4 MAXの置き場所の工夫
本体サイズが大きいため、適切な置き場所を確保することも重要です。
おすすめの設置場所
- しっかりした作業台の上:安定した台の上に設置し、水平をしっかり取ることが大事。
- 通気性の良い場所:エンクロージャーを使う場合でも、換気を考慮。
- 防音マットの活用:振動と騒音の軽減に役立ちます。
まとめ
Neptune 4 MAXは大型造形に適した優れたプリンタですが、レベリング、振動、騒音、設置場所の工夫が必要です。
- レベリングは手動とオートの併用で、慣れればそれほど手間ではない。
- 振動対策として、防振パッドやしっかりした作業台の利用が有効。
- 冷却ファンの音は大きめなので、防音対策や静音ファンへの交換を検討。
- 設置場所は通気性と安定性を考慮し、水平を保つことが重要。
これらのポイントを押さえれば、Neptune 4 MAXを快適に運用できるでしょう!
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