Discordを使用中に、自分の声が2秒程度遅れて聞こえてしまう問題は、オーディオインターフェイスやMacのサウンド設定が影響している可能性があります。本記事では、この遅延を解消し、快適に音声通話を行う方法を紹介します。
1. 原因の特定|なぜ遅延が発生するのか?
マイクの遅延が発生する原因にはいくつかの要素が考えられます。
- オーディオインターフェイスの設定:ダイレクトモニタリングの設定によって遅延が発生することがあります。
- Macの音声設定:サウンドのルーティングが適切でない可能性があります。
- Discordの設定:エコーキャンセリングやノイズ抑制が影響している場合があります。
2. 解決策|遅延をなくすための設定方法
(1)オーディオインターフェイスのダイレクトモニタリングを確認
オーディオインターフェイスによっては「ダイレクトモニタリング」機能があり、これが原因で遅延が発生することがあります。
対策:
- オーディオインターフェイスの設定を開き、「ダイレクトモニタリング」をオフにする。
- 物理的なスイッチがある場合、それを「OFF」にする。
(2)Macのサウンド設定を調整
Macの「サウンド」設定で入力と出力が適切に設定されているか確認しましょう。
手順:
- Macの「システム設定」→「サウンド」を開く。
- 「入力」で使用しているオーディオインターフェイスを選択。
- 「出力」もヘッドホンまたはオーディオインターフェイスに設定。
- 不要な仮想オーディオデバイス(例:BlackHole、Soundflower)があれば無効化。
(3)Discordの音声設定を最適化
Discordの設定によっても遅延が発生する場合があります。特に「エコー除去」や「ノイズ抑制」が原因の可能性があります。
設定方法:
- Discordを開き、設定(⚙️アイコン)をクリック。
- 「音声・ビデオ」セクションを開く。
- 「入力デバイス」でオーディオインターフェイスを選択。
- 「出力デバイス」でヘッドホンを選択。
- 「エコー除去」「ノイズ抑制」「自動ゲインコントロール」をオフにする。
- 「音声処理」を「低遅延モード」に設定。
3. 相手の声を消さずに自分の声だけ消す方法
自分の声が遅れて聞こえてくるのを防ぐ方法として、以下の2つを試してみましょう。
- ヘッドホン側のモニタリング設定を確認:一部のオーディオインターフェイスには「モニタリング音量」の調整機能があります。これをゼロにすることで、自分の声を聞かなくて済みます。
- 「ミュート」機能を活用:Discordの「マイクモニタリング」機能が有効になっていると、遅延して自分の声が聞こえる場合があります。一度「ミュート」して再度戻すことで、設定がリセットされることがあります。
4. まとめ
- オーディオインターフェイスの「ダイレクトモニタリング」をオフにする。
- Macの「サウンド設定」で正しい入出力デバイスを選択。
- Discordの「エコー除去」「ノイズ抑制」などの設定をオフにする。
- ヘッドホンのモニタリング音量をゼロにする。
これらの方法を試すことで、Discordでのマイク遅延を解消し、快適な音声通話ができるようになります。
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