モンハンワイルズのような重いゲームを快適にプレイしたいけれど、PC全体のアップグレードには大きな予算が必要…そんなときに「グラボだけ交換しようかな?」と思う方も多いでしょう。この記事では、グラボの載せ替えによるデメリットや、適切なグラボ選び、CPUとの相性について詳しく解説します。限られた予算内で、モンハンワイルズを快適にプレイするためのポイントを押さえましょう。
1. グラボ交換だけで得られる性能向上とデメリット
PCのパーツを交換する際、グラフィックボード(GPU)の交換だけを考えるのは一見、手軽な選択肢に見えます。しかし、グラボの交換には以下のようなデメリットも存在します。
一番の問題は「ボトルネック」です。たとえば、CPU(この場合、Core i7 8700K)は十分強力でも、最新のグラボに交換すると、CPUが性能を発揮できない場合があります。これを「ボトルネック」と呼びます。
2. どのグラボを選ぶべきか?予算と性能を考慮した選択
予算7万円でグラボを交換する場合、コストパフォーマンスを重視しつつ、モンハンワイルズを4年ほど快適にプレイできる性能を求める必要があります。
現在の市場では、NVIDIAのGeForce RTX 3060やRTX 3060 Ti、またはAMDのRadeon RX 6700 XTなどが、7万円前後で購入できる良い選択肢です。これらはモンハンワイルズを高画質でプレイするために十分な性能を持っています。
3. CPUとの相性とボトルネックの発生
グラボを新しくしても、CPUが性能的に古く感じることがあります。特に、Core i7 8700Kは依然として高性能ですが、最新のGPUを搭載すると、処理能力の差によってボトルネックが発生する可能性があります。
ボトルネックとは、CPUがGPUのパフォーマンスを十分に引き出せない状況のことです。例えば、RTX 3080やRTX 3090のようなハイエンドGPUを搭載した場合、i7 8700Kではその能力をフルに活かしきれないことがあります。
4. 現在のパーツとの相性をチェックする
グラボの交換に際しては、他のパーツとの互換性も確認が必要です。特に重要なのは、マザーボードと電源ユニットです。
今回のPCは「ASUS Z370-F GAMING」のマザーボードを使用していますが、このマザーボードはPCIe 3.0 x16スロットを備えており、最新のGPUにも対応可能です。また、750Wの電源ユニットも、最新のGPUに対応する十分な出力があります。
5. グラボ交換後の性能向上について
仮にRTX 3060 Tiなどを搭載した場合、モンハンワイルズのようなゲームでは、フレームレートが大幅に向上します。もちろん、i7 8700Kとのボトルネックが発生する可能性もありますが、それでも旧GPU(GTX 1080)に比べると格段に性能が向上します。
例えば、RTX 3060 Tiは、フルHDの解像度でモンハンワイルズを高画質でプレイするのに十分な性能を持っています。4Kや高リフレッシュレートでプレイする場合、CPUや他のパーツをアップグレードすることも視野に入れると良いでしょう。
6. まとめ:グラボ交換は手軽な改善策だが、注意点もあり
グラボを交換することで、モンハンワイルズを快適にプレイするための大きな性能向上を実現できます。しかし、CPUとのボトルネックや、最新のGPUの性能を引き出せない可能性もあるため、選択するグラボには慎重さが必要です。
予算が限られている中で、RTX 3060 Tiなどを選ぶことで、コストパフォーマンスを最大化できます。今後のPCのアップグレードを見据えて、どのパーツから交換するかを計画的に考えることが重要です。
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