自作PCを組み立てる際に、GPUを内蔵していないCPUを使用する場合、モニターをどこに接続するかは重要な問題です。特に、最初にドライバーをインストールする前にどう接続すればいいのか、さらにGPUを後から追加した場合の設定についても不安に思うかもしれません。この記事では、そのような状況におけるディスプレイ接続方法と設定のポイントを解説します。
GPUなしのCPUでもディスプレイを接続する方法
GPUを内蔵していないCPU(例:Intelの一部のモデルやAMDのAPUを除く)の場合、最初の段階ではマザーボードのオンボードグラフィック(内蔵グラフィック)を使用してモニターに出力をすることになります。この時点では、グラフィックボード(GPU)を使用していないため、モニターはマザーボードのVGA、HDMI、またはDisplayPortポートに接続する必要があります。
例えば、Intelのi9-10900KなどのCPUは、内蔵GPUを持っていないため、ディスプレイの接続には専用のGPUを使用する必要があります。一方で、AMDの一部のRyzenプロセッサは内蔵GPUを持っており、GPUを使用せずにPCを立ち上げることが可能です。
GPUの接続前にモニターを接続することは可能か?
最初にグラフィックボードを接続しても、基本的にはモニターは表示されません。GPUが取り付けられていない場合、PCはマザーボードのグラフィック出力に依存して表示を行うため、最初からGPUにモニターを接続しても、PCが起動する際には画面が映らないことがあります。ですので、最初は必ずマザーボードのビデオ出力にモニターを接続して、PCを立ち上げる必要があります。
グラフィックボードのインストール後のモニター接続
GPUをインストールした後、モニターをどのポートに接続するかも考慮する必要があります。グラフィックボードを使う場合、基本的にはグラフィックボードのポートにモニターを接続するのが一般的です。しかし、サブモニターをマザーボードのポートに接続することも可能です。
例えば、メインモニターをグラフィックボードに接続し、サブモニターをマザーボードのポートに接続する設定は、多くの自作PCで利用されています。この場合、OSがグラフィックボードを優先してメインディスプレイを表示しますが、サブモニターは通常通り認識されます。特に追加の設定は不要ですが、必要に応じてディスプレイ設定を手動で調整することができます。
ドライバーインストール前後のディスプレイ設定
グラフィックボードのドライバーインストール前に、モニターが正常に表示されることは少ないです。ドライバーがインストールされるまでは、内蔵グラフィックに依存するため、ディスプレイ出力が表示されない場合があります。しかし、グラフィックボードのドライバーインストール後は、PCは自動的にそのGPUを認識し、メインモニターが正しく表示されるようになります。
また、ドライバーインストール後にサブモニターをマザーボード側のポートに接続することも問題ありません。この場合、サブモニターの設定をディスプレイ設定で手動で調整する必要がある場合があります。
まとめ:自作PCでのモニター接続のポイント
自作PCにおいて、GPUなしのCPUを使用する場合、最初は必ずマザーボードのポートにモニターを接続することが重要です。グラフィックボードを後からインストールした場合は、メインモニターをGPUに接続し、サブモニターをマザーボードに接続することも可能です。特に、ドライバーのインストール前後における設定を理解しておくことが、スムーズなPCの立ち上げと利用に繋がります。
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