TPM 2.0対応の4世代マザーボードを選ぶ:ASUSの選択肢とその他のおすすめ

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TPM 2.0(Trusted Platform Module)は、セキュリティを強化するためのハードウェアベースの技術であり、特にWindows 11の導入条件として注目されています。しかし、TPM 2.0に対応したマザーボードは、一般的に比較的新しいものに多く見られ、4世代(Haswell)マザーボードで対応しているものは少ないのが現状です。

この記事では、ASUSをはじめとする4世代マザーボードにおけるTPM 2.0対応状況を解説し、どのモデルが対応しているかをご紹介します。

1. TPM 2.0とは?

TPM 2.0は、セキュリティを強化するために使用されるハードウェアチップで、主に暗号化鍵を保管したり、OSのセキュリティを強化したりする役割を担います。Windows 11の導入にはTPM 2.0対応が必須となっており、これによりシステム全体の信頼性が向上します。

TPM 2.0は、特にビジネス環境で重要視されており、データ保護や不正アクセスの防止に有効です。しかし、古いマザーボードではTPM 2.0がサポートされていないことが多く、アップグレードを検討する際には注意が必要です。

2. ASUSの4世代マザーボードとTPM 2.0対応状況

ASUSは、高品質なマザーボードを提供するメーカーとして知られていますが、4世代(Haswell)プラットフォームでは、TPM 2.0に対応したマザーボードは非常に限られています。特に、IntelのHaswellチップセット(第4世代Coreプロセッサ)では、TPM 2.0が標準で搭載されていることは少ないため、別途TPMモジュールを購入して取り付ける必要があります。

例えば、ASUSの「Z97」シリーズの一部モデルは、TPMモジュールを取り付けるためのヘッダーが用意されており、追加でモジュールを購入すればTPM 2.0に対応できます。しかし、初期のままでTPM 2.0に対応しているモデルはほとんどありません。

3. 4世代マザーボードでTPM 2.0対応の他のメーカー

ASUS以外のメーカーでも、TPM 2.0に対応した4世代マザーボードが存在します。例えば、MSIやGigabyteなどの一部のマザーボードでは、TPMモジュールを搭載可能なモデルがあり、追加のTPMモジュールを使うことでTPM 2.0に対応できます。

これらのメーカーのモデルも、ASUSと同様にTPMヘッダーが提供されているものがあり、後付けでTPM 2.0モジュールを取り付けることで、セキュリティを強化することができます。

4. TPM 2.0対応の最新マザーボードを選ぶ

4世代のマザーボードでは、TPM 2.0対応のモデルが非常に限られているため、もしTPM 2.0が必要な場合は、より新しい世代のマザーボードを選ぶことを検討するのも一つの手です。例えば、Intelの第8世代以降やAMDのRyzenシリーズのマザーボードでは、TPM 2.0が標準搭載されているモデルが増えてきています。

これにより、セキュリティ強化だけでなく、最新のテクノロジーを活用したパフォーマンス向上も期待できます。

5. まとめ:TPM 2.0対応マザーボードの選び方

TPM 2.0に対応した4世代マザーボードは非常に少なく、もし対応する場合でも、TPMモジュールを後付けする必要があることがほとんどです。ASUSのZ97シリーズなど、TPMモジュールをサポートするモデルを選べば対応可能ですが、選択肢は限られています。

もしTPM 2.0が必須であれば、最新の世代のマザーボードへのアップグレードを検討することをおすすめします。それにより、セキュリティを強化しつつ、より高いパフォーマンスを得ることができるでしょう。

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