HDD外付け化のためのSATA端子と電源ケーブルについての解説

周辺機器

古いパソコンのHDDからデータを取り出すために、外付け化を考えている方へ。SATA端子や電源ケーブルの取り扱いについては少し複雑に感じるかもしれません。この記事では、HDDを外付けドライブにするために必要なパーツや、電源ケーブルの役割について詳しく解説します。

SATA端子と電源ケーブルの基本的な役割

まず、HDDの接続において重要なのはSATA端子と電源ケーブルの役割です。SATA端子はデータ転送用で、パソコンのマザーボードとHDDを接続します。一方、赤・黄・黒のケーブルが接続されているのは、HDDの電源供給用のケーブルです。これがないと、HDDは電力を得られず、動作しません。

つまり、HDDを外付けにする場合、データ転送用のSATA端子と同時に、HDDに電力を供給するための電源ケーブルも必要になります。

外付けHDDケースの選び方

外付けHDDケースを選ぶ際には、必ず「SATA電源ケーブル付き」のものを選ぶ必要があります。多くの外付けケースはSATA端子のみ対応しており、電源ケーブルは別途購入が必要です。商品説明に「電源ケーブルなし」と記載があれば、別途電源ケーブルを用意する必要があります。

外付けケースには2.5インチと3.5インチのサイズがあり、3.5インチのHDDには電源ケーブルが必須です。2.5インチのHDDの場合、通常はUSB経由で電力を供給できるため、電源ケーブルが不要な場合もあります。

電源ケーブルが必要な場合の対応方法

もし、電源ケーブルが必要な場合は、SATA電源ケーブルを別途購入しましょう。これらは一般的に1,000円程度で販売されています。SATA電源ケーブルには、HDDの電力を供給するために必要な「SATA電源端子」が付いています。電源を供給するために、ケースに付属しているUSB端子とSATA電源端子を組み合わせて使用します。

必要な場合、外付けHDDケースと電源ケーブルをセットで購入できるパッケージもありますので、セット販売をチェックするのも良いでしょう。

データ復旧時の注意点

データ復旧を行う際には、HDDが正常に動作していることを確認することが最も重要です。SATA端子と電源ケーブルが正しく接続されていれば、HDDは正常に動作するはずです。しかし、長期間使用していないHDDや、パソコンが壊れてしまった場合には、HDDに問題がある可能性もあるため、注意が必要です。

万が一、HDDが動作しない場合、データ復旧業者に依頼する方法もあります。業者によっては、物理的に壊れたHDDからでもデータを取り出すことが可能です。

まとめ

外付けHDDを作成するには、SATA端子と電源ケーブルの両方が必要です。データ転送用のSATA端子だけでは、HDDは電力を得られないため、必ず電源ケーブルを用意しましょう。外付けケースを選ぶ際は、電源ケーブルが付属しているかどうかを確認し、必要なアイテムを揃えてデータ復旧を行いましょう。

このガイドが、あなたのデータ復旧の手助けになれば幸いです。

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