MPG B550 GAMING PLUSとMPG VELOX 100P AIRFLOWを使用したPC自作において、光るファン(ARGBファン)を追加したいと考えている方に向けて、FAN HUBの活用方法やLED制御について解説します。
光るファンの増設に必要なポイント
MPG VELOX 100P AIRFLOWケースには、すでにARGB対応のファンが搭載されていますが、上部にさらに2つの14cm発光ファンを追加したい場合、以下の点を考慮する必要があります。
- マザーボードのファン接続端子(4ピン)が足りるか
- ARGBの接続端子が足りるか
- 電源供給(SATA端子)が足りるか
Thermalright FAN and ARGB HUB×8で増設は可能か?
「Thermalright FAN and ARGB HUB×8」は、最大8つのファンとARGBデバイスを管理できるHUBです。これを使用すれば、追加のファン2つを接続することが可能です。
1. ファンの接続
- HUBには4ピンPWMファン端子が8つあるため、マザーボードのファン端子が不足していても追加が可能。
- マザーボードの1つのファン端子に接続するだけで、複数のファンを制御可能。
2. ARGBの接続
- HUBにはARGB 3ピン(5V)コネクタがあり、LED発光を統一して制御可能。
- マザーボードのARGB端子に1つ接続すれば、HUB経由で全てのARGBファンが発光する。
3. 電源供給(SATA端子)
- このHUBはSATA電源を使用するため、SATA端子が1つ必要。
- MPG VELOX 100P AIRFLOWにはSATA電源の空きがあるため、接続に問題なし。
ケースのLED操作スイッチでイルミネーションを一括オフにできるか?
MPG VELOX 100P AIRFLOWにはLEDコントロールボタンが搭載されています。このボタンが「マザーボード同期型」であれば、マザーボードのRGB制御ソフト(MSI Mystic Light)を経由して、HUBに接続された全てのLEDを制御できます。
LEDオフの方法
- HUBをマザーボードのARGB端子に接続。
- MSI Mystic Lightをインストール。
- ソフト内で「すべてのLEDオフ」を設定すれば、HUBに接続されたファンもオフにできる。
ただし、ケースのLEDスイッチが独立した物理スイッチの場合、マザーボード経由の制御ではなく、スイッチ自体に直接ARGB端子を接続する必要があります。
まとめ
MPG B550 GAMING PLUSとMPG VELOX 100P AIRFLOWの組み合わせで、光るファンを増設するには「Thermalright FAN and ARGB HUB×8」を使用するのが最適な方法です。
- HUBを使えば、ファンの4ピン端子やARGB端子を増設できる。
- マザーボードのARGB制御機能(Mystic Light)を利用すれば、LEDのオン・オフも可能。
- SATA電源の空きがあれば、HUBの電源供給も問題なし。
これらを踏まえ、HUBを活用してカスタマイズし、理想のPC環境を構築しましょう。
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