IP電話を使っている際に、電話機のボタンを押すと「ピッピッピ」という音が鳴り、プッシュ回線(DTMF)音である「ピッポッパ」に切り替えられないことがあります。特に音声ガイダンスや自動応答サービスで番号を押しても反応しない場合、この問題が発生します。
この記事では、パナソニックの電話機VE-GD27DLで、IP電話を使用する際に「ピッピッピ」を「ピッポッパ」に切り替える方法を解説します。
1. IP電話とDTMF(プッシュ回線)音の違いとは?
まず、IP電話と従来のアナログ電話回線での音声信号の違いについて理解しておくことが重要です。
従来の電話回線では、ボタンを押すと「ピッポッパ」と呼ばれるDTMF信号(Dual-tone multi-frequency signaling)という音が送信されます。しかし、IP電話では音声信号がデジタル化されているため、異なる方法で信号が送信されることがあり、その結果「ピッピッピ」となることがあります。
2. パナソニック VE-GD27DLの設定確認
パナソニックの電話機VE-GD27DLを使っている場合、通常「トーン」ボタン(*ボタン)を押すことで、DTMF音を変更する設定ができます。ただし、IP電話回線の場合、これがうまく反応しないことがあります。
まず、電話機の設定メニューを開き、以下の手順で確認してみましょう。
- 電話機の「設定」メニューを選択。
- 「音声設定」や「通話設定」の項目を確認。
- 「DTMF信号設定」や「トーン設定」がある場合、それが「ピッポッパ」になるように設定。
3. IP電話で「ピッポッパ」を使えるようにする方法
もし、上記の方法でうまくいかない場合、IP電話サービスの設定やプロバイダ側の対応を確認する必要があります。
具体的な手順としては、次の方法を試してみてください。
- IP電話の契約内容を確認し、DTMF信号(プッシュ回線)に対応しているかを確認。
- もし設定変更が可能であれば、IP電話プロバイダの管理画面にログインし、「DTMF設定」を有効にします。
- 「トーン設定」や「音声設定」の項目で、「ピッポッパ」に変更するオプションがないか探します。
4. それでも解決しない場合の対処法
上記の設定を行っても、「ピッピッピ」が変わらない場合は、次のいずれかの方法を試してみることをおすすめします。
- 電話機のファームウェアを最新のものにアップデートする。
- IP電話プロバイダに問い合わせて、設定方法や制限について確認。
- 別のIP電話サービスに切り替えて、DTMF信号に対応したプランを選択。
5. まとめ
パナソニックの電話機VE-GD27DLを使用したIP電話で「ピッピッピ」を「ピッポッパ」に切り替えるためには、設定やプロバイダ側の設定が重要です。多くの場合、電話機側のトーン設定やIP電話のDTMF信号対応設定を確認することで解決できます。
もしそれでも解決しない場合、プロバイダの設定やファームウェアアップデートを試みるか、別のサービスに切り替えることも選択肢として考えられます。
コメント