HDDのCrystal Infoデータで使用時間0時間、電源投入回数非表示になる原因とは?

周辺機器

ヤフオクなどで販売されているHDDの状態をチェックする際、Crystal Infoのデータを見ることが一般的です。しかし、時折、使用時間が「0時間」や電源投入回数が「非表示」となっているHDDを見かけることがあります。これらのデータが一体なぜ表示されないのか、あるいは0時間であるのか疑問に思う方も多いでしょう。

Crystal Infoとは?

Crystal Infoは、HDDやSSDの状態を監視するためのソフトウェアです。具体的には、各種センサーから得られる情報をもとに、ディスクの健康状態や動作履歴、エラーレポートなどを表示してくれます。使用時間や電源投入回数もその一部で、これらのデータをもとに、HDDがどれくらい使用されているか、どれほど信頼できるかを判断することができます。

それでも、時々、この情報が不正確だったり、欠けていたりすることがあります。特に「0時間」や「非表示」といったデータが表示される場合、何が原因なのでしょうか?

「使用時間が0時間」や「電源投入回数が非表示」になる理由

まず、Crystal Infoにおいて「使用時間が0時間」や「電源投入回数が非表示」になる理由としては、いくつか考えられます。

1. HDDのセンサーが正常に機能していない

一つ目は、HDDに搭載されているセンサー自体が正常に動作していない場合です。HDDの製造元によっては、これらのデータを収集するためのセンサーが不完全だったり、正しく動作していないことがあります。

この場合、Crystal Infoは必要な情報を取得できず、「0時間」や「非表示」といった状態が表示されることになります。

2. HDDが初期化されていないか、工場出荷時状態

HDDが工場出荷状態、または初期化されていない場合、使用時間や電源投入回数のデータが「0」または非表示になることがあります。特に、未使用の中古HDDやリファービッシュされたディスクは、まだ情報が記録されていない場合が多いです。

このような状態のHDDを購入した場合、使用履歴を確認できないことはよくあります。

3. 古いHDDであるか、特定のソフトウェアがサポートしていない

古いHDDや、非常に特殊なモデルの場合、Crystal Infoがそのデータを読み取れない場合があります。特に、古いHDDでは、最新のソフトウェアが対応していない場合があり、使用時間や電源投入回数が正しく表示されないことがあります。

その場合は、別のツールを使ってHDDの状態をチェックすることも一つの方法です。

HDD購入時のチェックポイント

ヤフオクや中古販売サイトでHDDを購入する際は、以下のポイントをチェックすることをおすすめします。

1. 出品者の評価と商品の説明

出品者の評価が高いか、商品の説明に問題がないかを確認しましょう。また、使用時間や電源投入回数に関して、出品者が正確な情報を提供しているかも重要なチェックポイントです。

2. 他の監視ソフトウェアでの確認

Crystal Infoだけでなく、他の監視ソフトウェア(例えばHD TuneやSeaToolsなど)を使って、HDDの健康状態を別の角度から確認することも大切です。

まとめ

HDDの「使用時間が0時間」や「電源投入回数が非表示」という状態は、決して珍しいものではありません。その原因としては、センサーの不具合、HDDの初期化状態、あるいはソフトウェアの互換性の問題が考えられます。

購入前にこれらの要因を十分に理解し、できるだけ信頼できる情報源や監視ツールを活用して、HDDの状態を確認することが重要です。特に中古品の場合、出品者とのコミュニケーションをしっかり行い、納得のいく形で購入するようにしましょう。

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