Power BIを使用してダッシュボードを作成し、Azureデータソースからデータを抽出する方法については多くのユーザーが関心を持っています。特に、データを自動更新し、常に最新の状態でダッシュボードを表示したいというニーズがあります。この記事では、Power BIデスクトップでのAzure接続と、自動更新機能について解説します。
Power BIデスクトップでAzureデータに接続する方法
Power BIデスクトップは、データの取得とレポート作成に非常に強力なツールですが、Azureからのデータ接続も可能です。まずは、Azureのデータソース（たとえば、Azure SQL DatabaseやAzure Synapse Analyticsなど）に接続し、必要なデータを取得します。
Azureデータソースに接続するには、Power BIデスクトップを開き、「データの取得」から「Azure」を選択します。その後、使用したいAzureのデータベースを選び、必要な認証情報を入力して接続します。
Power BIでのピボットテーブル作成とデータ抽出
Power BIでは、ピボットテーブルの作成も簡単に行えます。元データをPower BIにインポートした後、ピボットテーブルを作成して、必要な集計やフィルタリングを行い、ダッシュボードに表示することができます。これにより、Azureから抽出したデータを視覚的に分析することが可能です。
ピボットテーブル作成の手順は、Power BIで「データ変換」画面に移動し、「ピボット列」や「ピボット値」を選択して、分析したいデータを適切な形式に整えます。
Power BIでのダッシュボード作成と自動更新
Power BIデスクトップでは、ダッシュボードを作成してビジュアライズしたデータを視覚的に表示できます。しかし、重要なのはデータの自動更新機能です。Power BIサービス（Power BI Online）にアップロードすると、データを定期的に自動更新することができます。
自動更新を設定するには
Power BIデスクトップでは自動更新の設定はできませんが、Power BIサービスにパブリッシュした後、データセットの自動更新スケジュールを設定することが可能です。Power BIサービスにログインし、対象のデータセットを選択して「設定」から自動更新スケジュールを設定します。
Azureからのデータ更新
Azureデータソースを使用している場合、Power BIサービスでは定期的にAzureから最新データを取得してダッシュボードを更新することができます。これにより、ユーザーは常に最新の情報を元にしたダッシュボードを確認できます。
Power BIデスクトップとPower BIサービスの違い
Power BIデスクトップはローカルで作業するためのツールで、主にデータ分析とレポート作成に使用されます。対して、Power BIサービスはクラウドベースで、作成したレポートをオンラインで共有したり、自動更新機能を設定したりできます。
もし自動更新機能を利用したい場合は、Power BIサービスを使用する必要があります。Power BIデスクトップだけでは自動更新はサポートされていませんが、サービスにパブリッシュすることで、更新をスケジュールすることが可能です。
まとめ
Power BIデスクトップを使用してAzureデータを抽出し、ダッシュボードを作成することは可能です。しかし、自動更新機能を活用するためには、作成したレポートをPower BIサービスにアップロードし、そこでスケジュール更新を設定する必要があります。これにより、常に最新のデータを元にしたダッシュボードを表示することができます。
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