自作PCを検討しているが、どのパーツを選べばよいか分からないという方へ。CLIP STUDIO PAINTや軽いゲーム、そしてLive2DやBlenderなども使いたい場合、どのようなパーツが必要かを解説します。自作PCは最初こそ難しそうに見えますが、正しいパーツ選びさえすれば、自分好みの高性能なPCを作ることができます。
自作PCを選ぶ前に確認すべきこと
まず最初に、PCの使用目的や必要な性能を考慮することが重要です。絵を描いたり、軽いゲームをする場合、基本的なPCのスペックはあまり高くなくても大丈夫ですが、Live2DやBlenderなどの3D作業をする場合は、それなりの性能が求められます。
自作PCを選ぶ際の第一歩は、必要な作業やソフトを洗い出し、それに対応できるパーツを選ぶことです。この記事では、絵を描くための必要最低限のスペックを紹介し、その後、Live2DやBlenderに対応するために必要なスペックを紹介します。
絵描き向け自作PCの基本スペック
絵を描くためのPCに必要なスペックは、CLIP STUDIO PAINTやPhotoshop、Illustratorなどの2D作業をスムーズにこなせる性能です。以下のパーツが基本的に必要になります。
- CPU: Intel Core i5 または Ryzen 5 以上
- メモリ: 16GB(作業効率を考え、余裕を持たせることが大切)
- ストレージ: SSD 500GB以上(動作が速く、作業効率が向上)
- グラフィックボード: NVIDIA GTX 1650 またはそれ以上(2D作業に特化したもので十分)
- 電源ユニット: 500W以上(安定した電力供給が必須)
- ケース: 通気性の良いもの(長時間使用するため)
これらのパーツであれば、CLIP STUDIO PAINTや軽いゲームが快適に動作します。予算が限られている場合、この構成で十分と言えるでしょう。
Live2DやBlenderを使用する場合のスペックアップ
Live2DやBlenderなどの3D作業を行う場合、さらに高いスペックが求められます。特に、3Dレンダリングや複雑なモデリング作業をスムーズにこなすためには、強力なCPUとGPUが必要です。
- CPU: Intel Core i7 または Ryzen 7 以上(マルチコア性能が重要)
- メモリ: 32GB以上(大きなデータを扱うために必要)
- ストレージ: SSD 1TB以上(大量のデータ保存と読み書き速度の向上)
- グラフィックボード: NVIDIA RTX 3060 またはそれ以上(GPUレンダリングやリアルタイムプレビューに対応)
- 電源ユニット: 650W以上(高性能パーツの安定供給に対応)
これらのパーツを選ぶことで、Live2DやBlenderでの3D作業も快適にこなせるようになります。作業効率を大幅に向上させ、時間短縮にもつながります。
予算目安とパーツ選びのコツ
自作PCの価格は、選ぶパーツによって大きく異なります。絵を描くための基本的なPCは、約10万円前後で組むことができます。Live2DやBlenderのような高度な3D作業を考慮すると、予算は15万~20万円程度を見込むと良いでしょう。
パーツを選ぶ際は、価格だけでなく、性能のバランスを重視することが大切です。高いパーツを揃えれば良いというわけではなく、各パーツの相性や性能のバランスを考えた選定が求められます。
自作PCに挑戦する際の注意点
自作PCはパーツを選び、組み立てていく作業ですが、初心者にとっては少しハードルが高いこともあります。パーツの選定や組み立て作業は慎重に行いましょう。もし不安がある場合は、専門のショップに相談することをお勧めします。
また、PCの保証やサポートについても確認しておくと安心です。自作PCでは、各パーツのメーカー保証が適用されますが、全体の保証があるわけではないため、慎重に選ぶ必要があります。
まとめ
自作PCを選ぶ際は、目的に応じたパーツを選ぶことが最も重要です。絵を描く程度であれば、10万円前後のPCでも十分ですが、Live2DやBlenderなどの3D作業を考える場合は、15万円以上の予算を見積もっておくと良いでしょう。自作PCの選定や組み立てに不安がある場合は、専門家のアドバイスを受けながら進めることをお勧めします。
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