GIGABYTEの「X870 AORUS ELITE WIFI7 ICE」などのマザーボードには、USB4 Type-C経由でDisplayPort (DP-Alt) 接続対応という仕様があります。これにより、Type-Cケーブル1本でモニターに映像出力が可能となると考えられますが、内蔵GPUのないCPUを使っている場合でも、Type-C経由で映像出力できるのでしょうか?この記事では、この疑問に対する解説を行います。
1. DP-Altモードとは
DP-Altモードは、DisplayPort信号をUSB Type-Cケーブルを通じて伝送する技術です。これにより、従来のDisplayPortポートの代わりに、USB Type-Cポートから映像出力を行うことができます。DP-Altモードをサポートしているマザーボードやデバイスでは、モニターや液タブをType-Cケーブルで直接接続し、映像やデータをやり取りできるようになります。
2. 内蔵GPUなしでもDP-Altモードを使えるか?
内蔵GPUがないCPUでも、モニター出力を実現するためには、外部GPU(グラフィックカード)を搭載する必要があります。DP-AltモードをサポートするType-Cポートは、マザーボード内蔵のGPUではなく、外部GPUの出力を通して映像を伝送する仕組みです。
つまり、内蔵GPUがない場合でも、外部GPUを使っていれば、マザーボードのUSB4 Type-Cポート経由で映像出力を行うことができます。外部GPUが映像信号を処理し、その信号がUSB Type-Cを通じてモニターに送信されます。
3. GPUとマザーボードの接続方法
一部のマザーボードでは、GPUとマザーボードをDPケーブルで接続し、その後マザーボードのType-Cポートを通じて映像信号を出力する方法があります。この場合、外部GPUが映像信号を生成し、マザーボードがその信号を転送する役割を果たします。
このような接続方法は、USB Type-Cポートが直接映像信号を生成するわけではなく、あくまでGPUを通じて信号を出力する形になります。この方法を選ぶ場合は、GPUの性能や接続方法について注意が必要です。
4. 液タブのDP-Alt接続を使う方法
質問者のように液タブをDP-Altモードで接続したい場合、モニターだけでなく液タブにもDP-Altモード対応のUSB Type-Cポートが必要です。これにより、Type-Cケーブル1本で映像信号とデータ通信が行えるようになります。
液タブに対応するType-Cポートを備えている場合、マザーボードやGPUがDP-Altモードをサポートしていれば、スムーズに接続できます。最新の液タブやモニターでは、USB Type-Cポートが映像信号の入力をサポートしていることが一般的です。
5. まとめ
DP-Altモードは、USB Type-C経由で映像を出力する便利な技術です。内蔵GPUなしでも外部GPUを使えば、マザーボードのType-Cポートから映像出力が可能です。液タブやモニターがDP-Altモードに対応していれば、簡単に接続できますが、GPUとの接続や使用するケーブルの確認が必要です。
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