ゲーミングPCをBTO(Build to Order)で購入する際、カスタマイズオプションで迷うのがメモリの容量です。BTO業者が提示するアップグレード料金が高く感じる場合、購入後に自分でメモリを増設するのは賢い選択肢のひとつです。この記事では、特にDDR4-3200メモリを使った自力増設の注意点や互換性について詳しく解説します。
メモリ増設のメリットとBTOカスタマイズの価格差
BTOパソコンでメモリをカスタマイズする場合、16GBから32GBへのアップグレードが1万円以上かかることがあります。一方で、市販のDDR4-3200メモリ(16GB×2)は8,000円〜10,000円前後で手に入るため、自分で増設することで数千円の節約が可能です。
例えば、Amazonなどで販売されているCrucialやKingstonのDDR4-3200メモリは、信頼性が高く、BTOパソコンとも高い互換性を持っています。BTO側で追加オプションを選ぶよりも、自分で後から取り付けるほうがコストパフォーマンスに優れている場合が多いです。
DDR4-3200メモリの互換性を確認するポイント
自分でメモリを増設する前に重要なのが、PC側のマザーボードが増設予定のメモリと互換性を持っているかどうかの確認です。BTOパソコンがDDR4-3200に対応しているのであれば、基本的には同じ規格のメモリであれば動作します。
ただし、以下のような点に注意してください。
- すでに搭載されているメモリと同一の容量・クロックであると安定しやすい
- 同一のブランド・モデルに揃えることで相性トラブルを避けられる
- マザーボードがデュアルチャネル動作に対応しているかを確認する
例えば、元の構成が16GB(8GB×2)であれば、新しく16GB×2を追加して合計48GBになるケースもありますが、パフォーマンス重視なら元のメモリを外して新しいメモリ2枚に揃えるのがベターです。
DIMMタイプと取り付け方法の基本
ゲーミングPCでは、通常フルサイズのDIMMスロットが使われています。DDR4-3200のメモリモジュールが「DIMM」表記であれば、デスクトップ用として適切です。ノートパソコン向けの「SODIMM」とは形状が異なるため、購入時にはDIMMタイプを必ず選びましょう。
メモリの取り付け自体はそれほど難しくありません。電源を切り、PCケースを開けて、マザーボードのスロットにしっかりと挿し込むだけです。メモリの切り欠きに注意すれば、向きを間違えることも少なく、初心者でも安心です。
実際の増設例:コストを抑えて性能アップ
たとえば、あるBTOショップで16GBから32GBにするオプションが12,000円だった場合、市販のCrucial DDR4-3200 16GB×2が9,000円程度で購入できれば、3,000円以上の節約になります。
また、同じメモリブランドで揃えたことで不具合もなく、増設後すぐにデュアルチャネルとして動作し、ゲームの読み込み時間も短縮されたという声もあります。
まとめ:BTOパソコンの賢いメモリ増設術
DDR4-3200に対応したBTOパソコンであれば、市販のDIMMメモリを使って自力で増設するのは十分に現実的でコスト面でも有利です。互換性の確認や取り付け時の注意点を守れば、誰でも手軽にパフォーマンスアップを実現できます。
購入前にはマザーボードの仕様を確認し、信頼性のあるメモリブランドを選ぶことがポイントです。BTOパソコンをもっと快適に使うために、メモリの自力増設をぜひ検討してみてください。
コメント