Ryzen 7 5700XとRTX 4060でApex LegendsのFPSが伸びないときの対策まとめ

パソコン

Ryzen 7 5700XとRTX 4060の組み合わせでApex Legendsをプレイしていても、期待していた180FPSに届かず、120FPS前後で頭打ちになってしまう――。そんな悩みを抱えるゲーマーは少なくありません。この構成は中〜高設定で高FPSを狙えるはずですが、FPSが出ない場合にはいくつかの原因と対策が考えられます。

まず確認したい基本設定と環境

意外と見落としがちですが、基本設定の見直しで大きく改善することがあります。まずは以下を確認しましょう。

1. モニターのリフレッシュレート設定
モニターの設定が60Hzや120Hzになっている場合、GPUの出力が制限される可能性があります。
NVIDIAコントロールパネルから、[ディスプレイ] → [解像度の変更]でリフレッシュレートを144Hzや165Hzに設定しましょう。

2. 垂直同期(V-Sync)の無効化
ゲーム内またはNVIDIA設定でV-Syncがオンになっていると、FPSがモニターのリフレッシュレートに固定されます。V-Syncをオフに設定してください。

ゲーム内設定の最適化ポイント

Apex Legendsは最適化が進んでいますが、設定によってはFPSを大きく左右します。

1. アンチエイリアス:TSAA → 無効
これによりGPU負荷が大きく下がります。

2. シャドウや詳細設定の見直し
影の品質や詳細モデルの描写距離は中~低に設定。視認性も上がるため競技性の観点でもおすすめです。

3. FPS制限の解除
ゲーム内設定でFPS制限がオンになっていないか確認してください。「+fps_max unlimited」などを起動オプションに加えると制限を外せます。

ドライバ・システム面のチェック

設定以外にも、ドライバやシステムの影響でパフォーマンスが制限されているケースもあります。

1. チップセットドライバの確認
AMD Ryzen環境では、GPUドライバだけでなくAMDのチップセットドライバの更新も非常に重要です。

2. 電源プランの最適化
Windowsの電源設定が「バランス」になっていると、CPUクロックが抑制される場合があります。
「高パフォーマンス」または「AMD Ryzen 高パフォーマンス」に設定しましょう。

3. バックグラウンドアプリの見直し
不要なアプリがCPUやメモリを使用していると、ゲームパフォーマンスに影響します。タスクマネージャーから確認して最小限に抑えましょう。

CPUとGPUのバランスと使用率確認

Ryzen 7 5700XとRTX 4060の組み合わせはバランスの良い構成ですが、Apex LegendsのようなCPU依存のゲームでは、CPUの使用率も重要な指標です。

ゲーム中に「MSI Afterburner」などのツールを使って、GPU・CPUの使用率を確認しましょう。
例えば。

使用率 問題の可能性
GPU 100%, CPU 60% 正常、GPUがボトルネック
GPU 60%, CPU 100% CPUがボトルネック、要最適化

実際のユーザーの事例:FPS改善の工夫

あるユーザーは、Ryzen 7 5700X + RTX 4060の構成で、中設定→低設定へ落としたことでFPSが120→170前後に向上したと報告しています。

また、BIOSでPBO(Precision Boost Overdrive)を有効にしたことで、CPUのクロックが最大まで引き上げられ、Apexでの安定性とパフォーマンスが向上したという事例もあります。

まとめ:原因を段階的に潰していこう

Ryzen 7 5700XとRTX 4060で中設定で120FPSしか出ない場合は、以下を重点的に見直しましょう。

  • モニター設定とV-Sync
  • ゲーム内の描画・影・FPS設定
  • 電源プランやチップセットドライバ
  • CPUとGPU使用率のバランス

原因は1つではなく、複数の要素が絡んでいることが多いため、1つずつ丁寧に対処していくことが高FPSへの近道です。

コメント

タイトルとURLをコピーしました