「80」から始まる電話番号の正体とは?海外詐欺電話の仕組みと対策方法を解説

固定電話

見慣れない「80」から始まる番号からの着信に戸惑ったことはありませんか?知らずに電話を取ってしまい、後から「海外からの詐欺電話かも」と不安になる人も少なくありません。

この記事では、80から始まる電話番号の正体本当に料金請求されるのか、そして被害に遭わないための対策について詳しく解説します。

「80」から始まる番号=海外の国際電話番号の一部かも?

日本国内の携帯番号も「080」や「090」から始まるものがありますが、国際電話の場合、最初の「+」や「00」を省略した形式で表示されることもあります

たとえば。

  • インドネシアの国番号 → +62 → 日本で「062」や「80」で始まって見えることがある
  • アフリカ諸国の国番号(+234、+233など) → 「80」や「81」で始まる番号として見える場合も

つまり、「80」で始まっているから国内とは限らず、実は海外からの国際電話というケースがあります

電話に出ただけで料金が発生することは基本的にない

まず安心してほしいのは、日本の電話回線で「受信者が通話料を支払う」ことは通常ありません。固定電話や携帯電話で、相手からの着信に出ただけで高額請求される仕組みは国内には存在しません。

ただし、着信後に折り返しでかけ直した場合、その番号が高額な通話料金を設定された「プレミアム番号(有料ダイヤル)」だった場合に限り、数千円〜数万円の請求が発生することがあります。

つまり、「出ただけ」では請求は発生しませんが、「かけ直す」と危険です。

詐欺業者が使う「ワン切り」手口に注意

よくあるのが、数秒だけ電話を鳴らして切る「ワン切り詐欺」です。これは着信履歴に番号を残し、相手が気になってかけ直すのを狙った手口です。

この手の詐欺電話では、以下のような番号が使われることがあります。

  • +881(衛星電話)
  • +44(イギリス)
  • +234(ナイジェリア)
  • +80や+81(国際電話としての日本、ただし偽装の可能性あり)

海外からの着信を偽装して、あたかも国内の携帯番号のように見せる悪質なケースも増えています。

もし「取ってしまった」「かけ直してしまった」場合の対処法

通話をした後に不安を感じた場合、以下のステップで対処しましょう。

  • 通話履歴の確認:発信をしていなければ、課金される心配は基本なし
  • 通話明細のチェック:キャリアのマイページで国際通話があったか確認
  • キャリアに問い合わせ:不明な通話について確認したい旨を伝える
  • 国際電話の発信を制限:設定やキャリアサービスでブロック可能

実際に料金が発生していたとしても、悪質な勧誘や詐欺の可能性があれば消費者センターに相談しましょう。

海外詐欺電話を防ぐために今すぐできる対策

今後このようなトラブルを防ぐために、次の対策を取っておくと安心です。

  • 国際電話の発信制限をキャリアで設定(特に子どもや高齢者の端末)
  • 知らない番号には出ない・かけ直さない習慣をつける
  • 番号検索サイトやアプリ(例:電話帳ナビ)で確認
  • 詐欺番号の自動ブロックアプリ(iOSやAndroidで対応)を活用する

また、着信時に「+」や「国名コード」がついている場合は、すぐに海外からの電話だと判断できます

まとめ:着信だけでは請求されないが、かけ直しには注意

「80から始まる番号」からの電話に驚いた方も多いと思いますが、通話を受けただけでは料金が発生することは基本的にありません。ただし、不審な番号に折り返しの電話をかけると高額請求のリスクがあるため注意が必要です。

万が一心配な場合は、通話明細の確認やキャリアへの問い合わせを行いましょう。詐欺の手口は巧妙化しているため、日頃から着信管理の意識を高めることが大切です。

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