Godoxのフラッシュを使用した撮影で、マスターとスレーブの設定が正しく行われているにも関わらず、スレーブ側のフラッシュが発光しない問題に直面している方が多いです。この記事では、Godoxのフラッシュシステムを使用する際に発生しがちな問題とその解決方法について解説します。
Godoxのフラッシュシステムの基本設定
Godoxのフラッシュシステムでは、複数のフラッシュを連携させて撮影することが可能です。マスター側のフラッシュが発光すると、スレーブ側のフラッシュも発光する仕組みです。通常、専用のコマンダー(X1s、X2s、X3s)を使って、マスターとスレーブの設定を行います。
しかし、SonyのカメラとGodoxのV100s、V860IIIなどのフラッシュを組み合わせると、スレーブ側のフラッシュが発光しない場合があります。このような場合、問題の原因を特定するためにはいくつかのポイントを確認する必要があります。
発光しない場合の原因と確認ポイント
スレーブ側のフラッシュが発光しない原因として考えられるのは、以下の設定ミスや機器の互換性に関連した問題です。
- カメラのワイヤレス設定:Sonyのカメラ特有の「ワイヤレス発光」の設定が適切でない場合、フラッシュが同期しないことがあります。
- マスターとスレーブのチャンネル設定:CHやGrの設定が正しく行われていることを確認してください。設定ミスがあると、スレーブが受信しても発光しないことがあります。
- 機器間の互換性:マスター側とスレーブ側のフラッシュ機器が完全に互換性を持っていない場合、設定が正しくても発光しないことがあります。
これらの基本的な設定を再確認することで、多くの場合問題が解決します。
専用コマンダー(X1s、X2s、X3s)との違い
専用コマンダー(X1s、X2s、X3s)を使用すると、スレーブ側のフラッシュが確実に発光します。これに対して、V100sやV860IIIなどのフラッシュをマスター側に設定しても発光しない場合、カメラ側の設定やワイヤレス設定の確認が必要です。
専用コマンダーでは、すべてのフラッシュが同じシステムで同期して動作するため、スレーブ側の発光設定が確実に反映されます。しかし、Sonyのカメラで発生する問題には、カメラ側の「ワイヤレス発光」設定や信号の干渉が関わっている場合があります。
解決方法:ワイヤレス発光設定の確認と再設定
発光しない場合の最も一般的な解決方法は、Sonyカメラの「ワイヤレス発光設定」を再確認することです。この設定は、カメラメニューの「フラッシュ設定」からアクセスでき、カメラ側でワイヤレス発光のオプションを有効にする必要があります。
また、フラッシュ機器のファームウェアが最新であるか確認することも重要です。古いファームウェアでは、最新のカメラとの互換性に問題が発生することがあります。
まとめ
Godoxのフラッシュシステムでスレーブ側が発光しない問題は、カメラの設定や機器間の互換性によることが多いです。特にSonyカメラの場合、「ワイヤレス発光」の設定を確認し、フラッシュの設定を再確認することで、問題を解決できることが多いです。これらの設定を見直すことで、よりスムーズに撮影を行うことができるでしょう。
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