Steinberg UR24Cのモニタリング設定と音声入力問題の解決法

オーディオ

Steinberg UR24Cは、音楽制作や録音に非常に優れたインターフェイスですが、モニタリング時に自分の声が聞こえる問題や、録音ソフトでのエフェクト適用の問題で困っている方も多いです。この記事では、【PHONES】端子や【MIX】ノブの設定方法、さらにOBSや録音ソフトでの音声入力の最適化方法について解説します。

モニタリング中に自分の声が聞こえる問題の原因

UR24Cでモニタリング中、自分の声が聞こえる原因は主に「ダイレクトモニタリング」の設定によるものです。この設定は、マイク入力音声をリアルタイムでイヤホンやスピーカーに出力するため、遅延なしで自分の声を聞くことができます。

「MIX」ノブを調整することで、入力音声とDAWの音声のバランスを取ることができますが、完全に「MIX」を回し切ってしまうと、DAW内での音声のみが聞こえ、モニタリング音声が消えてしまいます。そのため、モニタリングで自分の声が完全に消えるわけではありません。

音声が録音されない問題の解決方法

「MIX」を回しきった状態では、自分の声は聞こえなくなるものの、録音ソフトには入力が入らないという問題が発生します。この場合、次の手順で解決することができます。

  • 「Input 1/2」を録音ソフトの入力デバイスとして設定: UR24Cの「Input 1/2」をDAWの入力ソースに設定することで、マイクの音声が録音されるようになります。
  • 「Direct Monitoring」設定の見直し: モニタリング音量が適切に調整されているか確認し、過度に音量が低くないか確認します。

DSPミックスとエフェクトを適用する方法

UR24Cでは、DSPミックスとエフェクト(リバーブやコンプレッサーなど)をリアルタイムで適用することができます。しかし、これらのエフェクトが録音時に反映されない場合は、次の点を確認してください。

  • 「Loopback」の設定を確認: DSPミックス内で「Loopback」を有効にし、PC内の音声(例:YouTube、音楽など)とマイク入力を同時に録音する設定が必要です。
  • 「FX」エフェクトの設定: 使用するエフェクトが正しく適用されているか、DAW側で確認することも重要です。特に「Input FX」の設定を有効にして、マイクにエフェクトが適用されるようにします。

まとめ

Steinberg UR24Cの音声入力設定やモニタリング機能は、最適な設定を行うことで非常に強力なツールとなります。自分の声をモニタリング中に聞こえさせるには、「MIX」ノブを調整し、必要に応じて「Input 1/2」の設定を変更することが重要です。また、録音中にエフェクトを適用するには、DSPミックスや「Loopback」設定の確認が不可欠です。

もしこれらの設定で問題が解決しない場合は、Steinbergの公式サポートに問い合わせることも検討してみてください。

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