カメラ初心者の方が中古カメラを購入する際、ショット数(シャッター回数)という指標を見かけることがあります。ショット数が多い方が良いのか、それとも少ない方が良いのか、悩んでいる方も多いのではないでしょうか?この記事では、ショット数の重要性と、その選び方についてわかりやすく解説します。
1. ショット数とは?
ショット数とは、カメラのシャッターが切られた回数を指します。カメラにはシャッターがあり、写真を撮影するたびにそのシャッターが開閉します。この回数が「ショット数」として記録され、カメラの使用頻度や寿命の目安になります。
特にデジタル一眼レフやミラーレスカメラでは、シャッターに機械的な構造が使われており、この部分が摩耗するため、ショット数が多いほど、シャッターが寿命に近づいていることを示す場合があります。
2. ショット数が少ない方が良い理由
中古カメラを購入する際、一般的にはショット数が少ない方が良いとされています。なぜなら、ショット数が少ないカメラは、シャッターの摩耗が少なく、まだ長期間使える可能性が高いからです。カメラのシャッターは高額な部品であり、その交換が必要になると修理費用もかさむため、ショット数が少ないカメラを選ぶことで、将来的な修理のリスクを減らすことができます。
たとえば、10,000回未満のショット数のカメラは、まだかなりの使用が可能で、これからも長く使えることが期待できます。ショット数が少ないということは、カメラの寿命が残っている証拠とも言えます。
3. ショット数が多い場合の注意点
一方で、ショット数が非常に多いカメラは注意が必要です。カメラのシャッターには耐久性の限界があり、一般的には10万回〜20万回程度のシャッター耐久回数を持っています。それを超えると、シャッターが故障する可能性が高くなります。
例えば、ショット数が30万回を超えるカメラは、シャッターの交換が必要になる場合があり、これはかなりのコストがかかります。中古カメラを購入する際には、ショット数があまりにも多すぎるカメラは避け、寿命を気にしながら選ぶことが重要です。
4. ショット数以外でチェックすべきポイント
ショット数だけでなく、中古カメラを購入する際には他にも確認すべきポイントがあります。
- 外観の状態: ボディに傷や凹みがないか、液晶に傷がついていないかを確認しましょう。
- センサーの状態: センサーにゴミや汚れがついていないか確認することも重要です。センサーが汚れていると、写真に影響を与える可能性があります。
- 動作確認: 実際にシャッターを切ってみて、異常がないかを確認しましょう。オートフォーカスや画像処理機能が正常に動作するかもチェックポイントです。
5. まとめ
中古カメラを購入する際、ショット数は非常に重要な指標ですが、ショット数が少ないカメラを選ぶことが理想的です。ショット数が少ないと、カメラの寿命が長く、将来的に修理が必要になるリスクを減らすことができます。
ただし、ショット数だけで判断するのではなく、カメラの外観や動作確認、センサーの状態などもチェックすることが大切です。初心者の方でも安心して中古カメラを購入できるよう、これらのポイントをしっかり確認してから選ぶようにしましょう。
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