日立の全自動洗濯機NW-80Bを長年使用していると、ある日突然「すすぎ」や「脱水」ができなくなることがあります。この問題は、排水口やパイプに問題がなく、風脱水の後に発生した場合、いくつかの原因が考えられます。特に「水位センサー」の不具合が疑われますが、自分で修理を試みる際のポイントを解説します。
「すすぎ」「脱水」できない原因の特定
まず、問題が発生した際に確認すべきポイントは、排水口やパイプにゴミが詰まっていないことです。これが原因であれば、排水が正常に行われないため、すすぎや脱水ができません。
しかし、排水口に問題がなく、風脱水後に発生した場合、次に考えられる原因は「水位センサー」の不具合です。水位センサーは、洗濯機内の水位を感知して適切な洗浄・すすぎ・脱水のタイミングを決定します。このセンサーが故障すると、正しい水位を認識できず、洗濯機が正常に動作しなくなります。
水位センサーの不具合を修理する方法
水位センサーが不具合を起こしている場合、洗濯機を修理するためには、センサーの点検と交換を行う必要があります。以下の手順で修理を試みることができます。
- 1. 洗濯機の電源を切り、プラグを抜く
安全のため、まずは電源を切り、洗濯機のプラグを抜いてから作業を開始します。 - 2. 洗濯機の背面カバーを取り外す
水位センサーは通常、洗濯機の背面に取り付けられています。背面カバーを取り外し、センサーの位置を確認します。 - 3. 水位センサーの接続を確認
センサーが正常に接続されているか、コネクタに緩みがないか確認します。接続部分が緩んでいると、センサーが正しく機能しません。 - 4. センサーの交換
もし接続部分に問題がない場合、センサー自体が故障している可能性があります。この場合、交換が必要です。交換用の水位センサーはメーカーから取り寄せることができます。
他の可能性のある原因と対処法
水位センサー以外にも、すすぎや脱水ができない原因はいくつか考えられます。次に挙げる要素をチェックしてみましょう。
- 1. 排水弁の不具合
排水弁が正しく動作しないと、排水がうまくいかず、すすぎや脱水の動作が止まることがあります。排水弁の動作確認を行い、異常がないかを調べます。 - 2. 水流ポンプの故障
水流ポンプが故障していると、水が循環せず、すすぎや脱水が行えません。ポンプの動作を確認し、必要に応じて交換を検討しましょう。
修理後の確認と注意点
修理を行った後は、洗濯機が正常に動作するかを確認することが重要です。まずは、洗濯を一度行い、「すすぎ」や「脱水」の工程が問題なく進行するか確認します。
1. 動作確認
修理後、洗濯機を通常通りに動かして、すすぎと脱水が問題なく行われるかチェックします。もし再発する場合は、別の部品に問題がある可能性があります。
2. 定期的なメンテナンス
定期的に洗濯機の内部を清掃し、水位センサーや排水弁が正常に機能しているかを確認することが、故障を未然に防ぐために重要です。
まとめ
日立の全自動洗濯機NW-80Bで「すすぎ」や「脱水」ができない問題は、水位センサーや排水弁の不具合が原因であることが多いです。自分で修理を試みる際は、まずはセンサーの点検と交換を行い、その他の部品に問題がないかを確認してみましょう。定期的なメンテナンスと確認を行うことで、洗濯機の寿命を延ばし、快適に使用し続けることができます。
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