VALORANTを起動してチュートリアルを進めている際に表示されるVAN9003エラーは、セキュアブートとTPM2.0を有効にするよう求められることがあります。しかし、BIOSの設定を変更することは少し怖いと感じる方も多いでしょう。本記事では、セキュアブートとTPM2.0の有効化手順を詳しく解説し、BIOS設定を安全に行う方法を紹介します。
VAN9003エラーとは?
VALORANTをプレイする際、VAN9003エラーが表示されることがあります。このエラーは、セキュアブートとTPM2.0が有効になっていない場合に発生します。セキュアブートは、OSが起動する前に不正なコードをブロックするセキュリティ機能で、TPM2.0は、データの暗号化やセキュリティの強化を目的としたハードウェアベースの技術です。
エラーが発生した場合、BIOS設定でこれらを有効にする必要がありますが、BIOS設定に不安がある方も多いため、安全に設定する方法を詳しく説明します。
セキュアブートとTPM2.0を有効にする手順
セキュアブートとTPM2.0を有効にするには、BIOS(またはUEFI)設定にアクセスし、それぞれのオプションを変更する必要があります。以下の手順で、これらの設定を変更できます。
1. PCを再起動し、起動時に「DEL」や「F2」などのキーを押してBIOS画面に入ります。キーはマザーボードによって異なるため、PCの起動時に表示される指示に従ってください。
2. BIOSまたはUEFI設定で「セキュアブート」を有効にする。セキュアブートは、通常、「Boot」または「Security」タブにあります。「セキュアブート」の項目を「Enabled」に設定します。
3. TPM2.0を有効にする。TPM2.0は、通常、「Security」タブまたは「Advanced」タブにあります。「TPM」または「PTT」と呼ばれるオプションを「Enabled」に設定します。
注意点:BIOS設定変更後のトラブルシューティング
セキュアブートとTPM2.0を有効にした後に、PCが正常に起動しない場合や、エラーメッセージが表示されることがあります。その場合は、以下の点を確認してください。
1. BIOS設定が正しく保存されているか確認。設定後、必ず「Save & Exit」オプションを選択して、設定を保存し、再起動してください。
2. UEFIモードでの起動。BIOSで設定を変更した後、PCがUEFIモードで起動する必要があります。これが無効になっている場合、OSが起動しない可能性があります。UEFIモードに設定するために、BIOS内で「Boot Mode」を確認し、「UEFI」を選択します。
マザーボードB850 Live Mixerの設定に関する特記事項
あなたが使用しているマザーボード「B850 Live Mixer」に特有の設定が必要な場合があります。このマザーボードでは、TPM2.0が「Security」タブに表示されない場合がありますが、「Advanced」タブにある「Intel Platform Trust Technology(PTT)」を有効にすることで、TPM2.0を有効化できます。
また、セキュアブートの有効化が「Boot」タブにある場合もありますので、BIOS設定画面で「Boot Mode」や「Secure Boot」オプションをしっかりと確認してください。
まとめ
VALORANTのVAN9003エラーを解決するためには、セキュアブートとTPM2.0を有効にする必要があります。BIOS設定を慎重に変更することで、これらの機能を有効にし、エラーを解決することができます。BIOSの設定が不安な場合でも、手順を確認しながら進めることで、トラブルなく設定を行うことができます。
もし、設定変更後に問題が発生した場合は、設定を再確認したり、BIOSを初期化することで元の状態に戻すことができますので、焦らずに対応しましょう。
コメント