モバイルバッテリーは私たちの生活に欠かせないアイテムですが、落下などの衝撃によってその安全性に不安を感じることがあります。特に、落としてしまった後に発火のリスクがあるのか、またそのバッテリーを使い続けて大丈夫なのかは非常に重要なポイントです。本記事では、モバイルバッテリーが落下した後のチェックポイントと、安全に使用するための注意点を詳しく解説します。
モバイルバッテリーが落下後にチェックすべき項目
モバイルバッテリーを1m程度の高さから落としても、外見に傷や凹みが見られない場合、そのまま使い続けても問題ないと思いがちです。しかし、外見に異常がなくても内部の構造に影響が出ている可能性があります。まず最初に確認するべきは、バッテリーの残量や動作確認です。バッテリーが正常に動作し、充電の状態や残量が正しく表示されていることを確認しましょう。
次に、バッテリーに異常な熱を感じるかどうか、また膨張がないかをチェックすることが重要です。異常な熱や膨張が見られる場合は、使用を中止し、即座に廃棄することが推奨されます。
発火のリスクとその原因
モバイルバッテリーは、リチウムイオン電池を使用しているため、落下や衝撃によって内部のセルが損傷することがあります。特に、セルが破損した場合、内部でショートが発生し、発火や爆発を引き起こす可能性があります。1mの高さから落とした場合でも、内部の構造が変形することがあり、その影響で発火のリスクが高まることがあります。
そのため、外見に傷や凹みがない場合でも、バッテリー内部で異常が発生している可能性を考慮することが必要です。
PSEマークの重要性と安全性の確保
PSEマークは、日本国内で流通する電気製品において安全性が認められた製品に付けられるマークです。ELECOMなどの製品にPSEマークが付いている場合、一定の安全基準をクリアしていることが確認されています。しかし、どんなに信頼性の高い製品でも、落下などの衝撃により破損することはあります。
そのため、PSEマークがあるからといって絶対的な安全が保証されるわけではなく、衝撃後には必ず安全確認を行う必要があります。
もしもモバイルバッテリーを買い直すべき場合
もし、落下後に異常を感じた場合や、バッテリーが膨張している、熱くなるなどの症状が現れた場合は、使用を中止し、速やかに新しいモバイルバッテリーに交換することをおすすめします。特に、バッテリーの寿命が過ぎている場合や、過度に使用している場合には、落下だけでなく他の要因での発火リスクも考慮する必要があります。
購入した製品がまだ保証期間内であれば、メーカーに問い合わせて交換を依頼することも可能です。もし保証期間を過ぎている場合は、安全を最優先に新しいものを購入する方が安心です。
まとめ:落下後のモバイルバッテリー使用時の注意点
モバイルバッテリーを1mの高さから落とした場合、そのまま使い続けることが可能かどうかは、外見だけでは判断できません。バッテリーの状態を慎重に確認し、異常があれば使用を中止して新しいものに交換することが重要です。
PSEマークが付いている製品でも、衝撃を受けた後は慎重に取り扱い、異常がないかしっかりチェックするようにしましょう。もし疑問点があれば、専門家やメーカーに相談することをおすすめします。
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