カメラのフィルターは、写真の印象を大きく変えるアイテムです。特にクロスフィルターのような特殊効果フィルターを使用すると、光の反射や効果を加えることができ、撮影した写真が一段と魅力的になります。しかし、初心者の方にとっては、フィルターの選び方や使い方について疑問が多いかもしれません。この記事では、フィルターの基本的な使い方や、おすすめの選び方について解説します。
フィルターの基本的な種類と特徴
カメラ用のフィルターには多くの種類があり、それぞれに異なる効果があります。例えば、クロスフィルターやNDフィルター(ニュートラルデンシティフィルター)、偏光フィルターなどがよく使われます。
クロスフィルターは、特に光源が多いシーンで使用すると、光の反射が美しい十字の線を作り出します。この効果を活かして夜景やイルミネーション、ライブ撮影で幻想的な写真を撮ることができます。
フィルターを使う際のレンズサイズの選び方
フィルターには必ずレンズサイズが決まっています。レンズのサイズに合ったフィルターを選ばなければ、取り付けができないため、事前に自分のレンズのサイズを確認することが重要です。
また、レンズ交換を多く行う場合、複数のレンズに同じフィルターを使いたいこともあるでしょう。その場合、フィルターホルダーやステップアップリングを使用する方法があります。これらを使用することで、異なるサイズのレンズでも同じフィルターを使い回すことができます。
ライブ撮影でフィルターを使う方法
ライブ撮影などの動きのあるシーンでは、レンズ交換が難しいため、1本のレンズで撮影することが求められます。そこで、フィルターをどのレンズに取り付けるかが重要なポイントになります。
おすすめは、標準ズームレンズです。広角から望遠までカバーできるため、ライブ撮影のような動きのあるシーンでも柔軟に対応でき、フィルターを1つだけ持参するだけで済みます。また、ズームレンズは多用途に使用できるため、予算内で1本だけ選ぶのであれば非常に便利です。
コストを抑えて複数レンズにフィルターを使う方法
予算を抑えながら複数のレンズでフィルターを使いたい場合、先述した「ステップアップリング」や「フィルターホルダー」を活用することをお勧めします。
これらのアクセサリーを使えば、1つのフィルターを異なるサイズのレンズに取り付けることができます。例えば、82mmのフィルターを77mmのレンズに取り付けるためには、77mm→82mmのステップアップリングを使用します。これにより、複数のレンズで同じフィルターを使うことができ、コストパフォーマンスが高まります。
おすすめのフィルターとレンズ選び
フィルターを選ぶ際には、使用目的に合ったものを選びましょう。例えば、ライブ撮影で幻想的な光を取り入れたい場合、クロスフィルターを使用すると良い結果が得られます。
また、レンズに関しては、普段使いとしては標準ズームレンズが便利ですが、撮影の幅を広げたい場合は単焦点レンズも検討すると良いでしょう。単焦点レンズは、一般的に高い画質と明るい絞り値を持っており、人物やポートレート撮影に最適です。
まとめ
カメラのフィルターは、写真の印象を大きく変えるアイテムです。初心者の方でも、フィルターをうまく活用すれば、表現の幅が広がります。レンズのサイズや使用目的に応じたフィルターを選び、ステップアップリングやフィルターホルダーを活用することで、コストを抑えながら複数のレンズにフィルターを使うことができます。
ライブ撮影では、レンズ交換が難しいため、標準ズームレンズにフィルターを1つ取り付けて使うのが賢い選択です。自分の撮影スタイルに合ったフィルターを選び、より魅力的な写真を撮影しましょう。
コメント