ラジカセのSWとMWとは?その意味と受信する放送について解説

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古いラジカセを使っていると、FM、MW、SWといったラジオのダイヤルが表示されていることがあります。FMは一般的に使われるラジオの帯域ですが、MWとSWは何を指しているのでしょうか?この記事では、これらの周波数帯域の意味と、それぞれで受信できる放送について解説します。

FM、MW、SWとは?

ラジオのダイヤルに表示される「FM」、「MW」、「SW」とは、放送される周波数帯域を指しています。これらはそれぞれ異なるタイプのラジオ放送を受信するための周波数帯で、各地域や国によって利用されている放送規格が異なります。

具体的には、FMは周波数が88〜108 MHzの範囲に設定され、音質が良好な音楽やトーク番組を聴くために広く利用されています。それに対して、MWとSWは、特にAM(Amplitude Modulation、振幅変調)方式を使用しているため、長距離の通信や放送に適しています。

MW(Medium Wave)の放送とは

MWは「中波」とも呼ばれ、周波数帯域は約530〜1700 kHz(キロヘルツ)で、主にAMラジオ放送に使用されます。MW帯域の放送は、地域のニュース、トークショー、音楽、広告などが流れ、全国的に利用されているラジオ放送の一部です。

MW帯域の特徴は、昼間は比較的近距離での受信が可能ですが、夜間になると遠くの放送局の信号を受信することができるため、長距離での放送にも対応しています。

SW(Short Wave)の放送とは

SWは「短波」と呼ばれ、周波数帯域は約3〜30 MHzにわたります。この帯域は、主に国際放送や長距離通信に使用され、海外のラジオ放送を受信するために広く利用されています。

SW帯域は、地球の反射層を利用するため、昼夜を問わず遠距離の放送を受信できる特徴があります。例えば、外国のラジオ局が提供するニュース、音楽、文化番組などが聴けるため、世界中の放送を聴くことができる貴重な手段です。

SWとMWの利用シーンとメリット

SWとMWは、主に長距離の放送や国際的な通信に利用されます。特にSWは、海外のニュースや文化を知るための手段として、また、災害時の情報収集の手段としても有用です。特にアウトドア活動や旅行中、電波が届きにくい地域では、これらの周波数を利用することが重要です。

一方、MWは、主に国内のAMラジオ放送や、交通情報、天気予報などを提供するために利用されるため、日常的に利用するには便利な周波数帯です。

まとめ

ラジカセのダイヤルに表示される「FM」、「MW」、「SW」は、それぞれ異なる周波数帯域を指しており、各帯域で受信できる放送の種類や利用シーンが異なります。FMは音質が良好な音楽やトーク番組、MWは国内のAMラジオ放送、SWは遠距離通信や国際放送に適しています。

SWやMW帯域を利用することで、国内外の様々なラジオ放送を楽しむことができ、特に旅行やアウトドア活動時には非常に役立つツールとなるでしょう。

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