ニコンZ30でAF-Sモードを使用していると、シャッターを半押しした際にAFのモーターがギュルギュルと回る音がすることがあります。この現象が仕様かどうか、またそれに関連する問題について解説します。特に三脚を使用している際や、動かない被写体を撮影している場合に音がすることがあるため、詳細な原因と対策を理解することが重要です。
AF-Sモードとは?
AF-Sモードは、ニコンのオートフォーカスの1つで、「オートフォーカス・シングル」の略です。このモードでは、シャッター半押し時にフォーカスを1回だけ合わせ、その後はフォーカスが固定されたままとなります。動かない被写体を撮影する際に便利で、ピントが合っていればシャッターを押しても焦点がずれることはありません。
AF-Sモードでは、シャッター半押しでオートフォーカスが作動し、被写体との距離を測るためにモーターが動きます。この動作は通常、無音または軽い音で行われますが、場合によっては大きな音が発生することがあります。
シャッター反押し時にモーター音が発生する原因
シャッター半押し時に発生する「ギュルギュル」という音は、フォーカスモーターが動作する音です。これはニコンZ30に限らず、他のカメラでも見られる現象であり、モーターがフォーカスを合わせるためにレンズ内で微調整を行っている音です。
特に三脚を使用しているとカメラが動かず、静止した状態でシャッター半押しを行うと、オートフォーカスが一度作動するため、音がより顕著に聞こえることがあります。この音は、正常な動作の一部であり、カメラがピント合わせをしている証拠です。
音が気になる場合の対策
もしシャッター半押し時の音が気になる場合、いくつかの対策を試してみることができます。
- AF-Sモードの使用を避ける: もし静かな動作が重要であれば、MF(マニュアルフォーカス)モードに切り替えることで、フォーカスモーターの動作を完全に停止させることができます。
- 静音撮影モードの活用: 一部のカメラには、シャッター音を抑えるための静音撮影モードや電子シャッターがあります。この機能を活用することで、シャッター半押し時の音を最小限に抑えることができます。
- 焦点を手動で合わせる: 撮影時にオートフォーカスを使用せず、手動で焦点を合わせることで、モーターの動作を完全に防ぐことができます。
AF-Sモードでの動作は正常か?
質問者が経験している「AFモーターがギュルギュル回る音」は、AF-Sモードで正常に発生する動作です。特に被写体が動かない場合や三脚を使用している場合、ピント合わせのためにカメラがモーターを動かしている音です。カメラが正しく動作している証拠であり、故障や異常ではありません。
また、タッチAFやその他の設定が正しく行われていれば、カメラの焦点距離が変更されることなく、音が発生することがあります。しかし、この音は決して不具合ではなく、レンズの正常な動作範囲内でのことです。
まとめ:ニコンZ30でのAF-Sモードとモーター音について
ニコンZ30のAF-Sモードでシャッター半押し時に聞こえる「ギュルギュル」というモーター音は、正常な動作です。これは、カメラがピントを合わせるためにオートフォーカスモーターを作動させる音であり、故障や不具合ではありません。
もし音が気になる場合は、マニュアルフォーカスに切り替えるか、静音撮影モードを使用することで、音を抑えることが可能です。いずれにしても、カメラの動作は正常であり、特に問題はないと言えるでしょう。
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