D750とニコン200-500mmの組み合わせで野球撮影を行っている場合、さらに遠くの被写体を撮影するためにはテレコンバーター(テレコン)が非常に役立ちます。テレコンを使用することで、焦点距離を延ばし、より近くのショットを撮影することが可能になりますが、適切なテレコンを選ぶことが重要です。この記事では、ニコンの純正テレコンの選び方とおすすめについて解説します。
ニコンのテレコンバーターとは?
ニコンのテレコンバーターは、レンズとカメラ本体の間に取り付けることで、レンズの焦点距離を拡張し、より遠くの被写体を大きく撮影できるアクセサリーです。特に野球のようなスポーツ撮影では、被写体が遠くにあることが多いため、テレコンの使用が非常に効果的です。
ニコンのテレコンは、2倍や1.4倍など、異なる倍率があり、それぞれに適したレンズが指定されています。200-500mmのレンズと組み合わせる場合、純正のテレコンを使うことで、高画質を保ちながら望遠撮影が可能になります。
D750とニコン200-500mmにおすすめのテレコン
D750と200-500mmレンズを使用している場合、ニコン純正のテレコンの中で、以下の2つの選択肢が特におすすめです。
- ニコン TC-14E III – 1.4倍のテレコンで、200-500mmレンズとの組み合わせに最適です。これを使うことで、200mmが280mmになり、500mmが700mmになります。画質の低下が最小限に抑えられ、シャープな画像を得ることができます。
- ニコン TC-20E III – 2倍のテレコンで、200-500mmレンズを使うと、最大で1000mm相当の焦点距離を得ることができます。非常に長い焦点距離が得られますが、画質の低下やAF速度の遅延が若干生じることがありますので、注意が必要です。
これらのテレコンは、D750と200-500mmのレンズに非常に相性が良く、野球やその他のスポーツイベントの撮影において高いパフォーマンスを発揮します。
テレコン使用時の注意点
テレコンを使用する際にはいくつかの注意点があります。
- 画質の低下:テレコンを使用すると、焦点距離が長くなる代わりに、若干の画質低下やぼやけが生じることがあります。特に、2倍のテレコンを使用する場合には注意が必要です。
- オートフォーカスの遅延:テレコンを使用すると、オートフォーカスの速度が遅くなることがあります。特に光量が少ない場合や、非常に動きの速い被写体を追う場合には、フォーカスの精度が少し落ちることがあります。
- 手ブレの影響:焦点距離が長くなると、手ブレが目立ちやすくなります。三脚や一脚を使用することで、安定した撮影が可能になります。
まとめ
D750とニコン200-500mmの組み合わせで野球撮影を行う際に、テレコンを使用することで、さらに望遠撮影が可能になります。ニコン純正のTC-14E III(1.4倍)やTC-20E III(2倍)を選ぶと、画質を維持しつつ、焦点距離を延ばすことができます。
テレコンを使用する際には、画質の低下やオートフォーカスの遅延などの影響を考慮する必要がありますが、適切な設定と工夫で、野球撮影などのスポーツイベントにおいて素晴らしい結果を得ることができるでしょう。
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