Canon EOS 90Dで動体追尾AFを使いこなすための設定方法を詳しく解説します。動体追尾AFは、動いている被写体を追い続けてピントを合わせる機能で、スポーツや動物撮影、日常的なアクションシーンで非常に便利です。この記事では、設定手順や実際にどのように活用するかをご紹介します。
1. Canon EOS 90Dの動体追尾AFとは
動体追尾AFは、カメラが動いている被写体を検出し、追い続けてピントを合わせる機能です。これにより、シャッターを押しても被写体がぼけることなく、鮮明に撮影できます。Canon EOS 90Dでは、この機能を活用することで、特に動きの速いシーンでも正確なピントを得ることができます。
2. 動体追尾AFを使うための基本的な設定
2.1. オートフォーカスモードの選択
まず、カメラのオートフォーカスモードを確認します。EOS 90Dでは、「AIサーボAF」というモードを使用します。このモードは、動体を追尾し続ける最適な設定です。設定手順は以下の通りです。
- カメラのメニューボタンを押し、「AFモード」を選択します。
- 「AIサーボAF」を選びます。
- 動体追尾を行いたい場合は、「オート選択AF」や「ゾーンAF」を選択します。
これで動体追尾AFの準備が整います。
2.2. フォーカスエリアの設定
次に、フォーカスエリアを選択します。カメラの画面上で「AFポイント」を調整し、対象を追尾できるように設定します。自動的に被写体を選択することもできますが、被写体を追い続けるためには、フォーカスエリアをカスタマイズすることも有効です。
3. 実際に動体追尾AFを使う方法
動体追尾AFを使う際のコツは、被写体が動きながらカメラとレンズが追い続けられるようにすることです。実際に撮影を行う際は、被写体がカメラのフレーム内に収まるようにカメラを動かしながらシャッターを切ることがポイントです。
3.1. 撮影時の注意点
動体追尾AFは非常に便利ですが、撮影中に動きが大きくなるほど、カメラのフォーカスを追い続ける精度が重要になります。動体が速すぎると、カメラのピントが外れることがありますので、焦点が外れないようにカメラを安定させることが重要です。
3.2. 追尾の精度を上げるための設定
追尾精度を向上させるためには、カメラの「動体追尾感度」を調整することも有効です。感度を高く設定することで、動きの速い被写体にも素早く対応できるようになります。設定は「カスタムAF設定」から調整可能です。
4. まとめ:動体追尾AFを使いこなすためのポイント
Canon EOS 90Dの動体追尾AFを使いこなすためには、オートフォーカスモードの設定、フォーカスエリアの選択、撮影中のカメラの動かし方が重要です。しっかりと準備を整え、動体撮影のシーンでその効果を発揮できるようにしましょう。
また、カメラを安定させることや、動体追尾感度の調整も精度を上げるために大切なポイントです。これらの設定を適切に行うことで、よりスムーズな撮影が可能となります。
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