メルカリやショップで中古パソコンを購入する際、不正アクセスや遠隔操作によるリスクが心配になることもあるでしょう。特に銀行へのアクセスや個人情報の漏洩を防ぐためには、どのような確認を行うべきか、また、パソコンに不正なソフトウェアが仕込まれていないかを確認する方法について解説します。
中古パソコン購入時の不正アクセスリスクとは?
中古パソコンを購入する際、一番の心配は「不正アクセス」や「遠隔操作」です。特に、前の所有者がリモートアクセスツールやスパイウェアをインストールしていた場合、そのパソコンを使っていると、知らず知らずのうちに不正な操作が行われるリスクがあります。
不正アクセスやリモート操作が行われると、銀行口座の情報や個人データが漏洩する可能性もあるため、安全性を確認することが重要です。
不正なソフトウェアや設定を確認する方法
中古パソコンを購入後、すぐに確認すべき項目として、以下の方法を試してみてください。
- リモートデスクトップやアクセスツールの確認:WindowsやMacに標準で搭載されている「リモートデスクトップ」や、「TeamViewer」などのリモートアクセスツールが無断でインストールされていないか確認します。これらがインストールされていた場合、削除しておきましょう。
- セキュリティソフトをインストール:まずは最新のセキュリティソフトをインストールし、フルスキャンを実施して、スパイウェアやマルウェアが含まれていないかをチェックします。
- 設定の確認:特にネットワーク設定やシステムの「スタートアップ」項目に不審なプログラムが自動的に起動しないように設定されているかを確認します。
銀行や個人情報を守るために必要な対策
パソコンを購入した後、特に気をつけるべきは、銀行情報や個人データの保護です。インターネットバンキングやオンラインショップでの支払い時に不正にアクセスされないように、以下の対策を講じましょう。
- 二段階認証の設定:オンラインバンキングやクレジットカードの支払いに二段階認証を設定し、アカウントのセキュリティを強化します。
- パスワード管理:強力なパスワードを設定し、パスワードマネージャーを使って管理することをお勧めします。パスワードの使い回しを避け、定期的に変更することが大切です。
- VPNの利用:インターネットを利用する際は、VPNを使用して通信を暗号化し、第三者による監視や攻撃から守ることができます。
MacとWindows、それぞれの確認方法
WindowsとMacでは、不正アクセスやセキュリティリスクを確認する方法が少し異なります。各OSに合わせた対策を取ることが重要です。
- Windows:「タスクマネージャー」や「スタートアップ」を開き、見慣れないプログラムが自動起動していないか確認します。さらに、セキュリティ設定や「Windows Defender」でウイルススキャンを実行しましょう。
- Mac:Macの場合、「アクティビティモニタ」や「システム環境設定」の「共有」から、リモート管理が無効化されているかを確認します。また、Macには標準で「XProtect」が搭載されていますが、追加のセキュリティ対策を施すことも検討しましょう。
まとめ:中古パソコン購入後の安全対策
中古パソコンを購入した際に不正アクセスやリモート操作のリスクを避けるためには、リモートアクセスツールやマルウェアの確認、セキュリティソフトのインストール、設定の確認が重要です。また、銀行情報や個人情報を守るための二段階認証や強力なパスワード管理を行い、必要に応じてVPNを利用することも効果的です。
これらの対策を行うことで、安全にパソコンを利用できるようになります。中古パソコンを購入する際には、必ずこれらの確認を行い、安心して使用できる状態にしましょう。
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