SONY α7Ⅳを使っていて、レンズ選びで迷っている方に向けて、FE 24-70 F2.8 GMとE 16-55 F2.8 Gの違いについて詳しく解説します。特に、画質、逆光耐性、フリンジなどの観点から、それぞれのレンズを比較してみましょう。
FE 24-70 F2.8 GMの特徴と利点
FE 24-70 F2.8 GMは、フルフレーム対応の大口径ズームレンズで、焦点距離24mmから70mmをカバーします。GMレンズならではの画質の優れたシャープネスと美しいボケ味が特徴です。また、F2.8の明るい開放絞りは、低照度下でも良好な性能を発揮し、ポートレートや風景撮影に最適です。
このレンズは、逆光耐性やフリンジの抑制も優れており、明るい昼間でも逆光下での撮影時に色のにじみやゴーストを抑える性能を発揮します。
E 16-55 F2.8 Gの特徴と利点
E 16-55 F2.8 Gは、APS-Cセンサー向けのレンズで、焦点距離16mmから55mmをカバーしています。フルフレーム換算で24mmから82.5mmとなり、広角から中望遠までカバーするため、旅行や日常のスナップショットに非常に便利です。
このレンズは、F2.8の明るい絞りを持ちながらも、コンパクトで軽量なため、携帯性が高く、手軽に持ち歩くことができます。画質面でもシャープで、フリンジや色収差の補正も良好で、逆光耐性も高いです。
画質、逆光耐性、フリンジの違い
画質については、FE 24-70 F2.8 GMがやや優れており、特にボケ味やシャープネスにおいて高い評価を受けています。しかし、E 16-55 F2.8 Gも非常に高い解像力を誇り、APS-Cセンサーのカメラに取り付けると非常に優れた性能を発揮します。
逆光耐性に関しては、FE 24-70 F2.8 GMがより優れています。GMレンズはコーティング技術が高く、逆光でのゴーストやフレアが少ないため、明るいシーンでもクリアな画像を得られます。一方、E 16-55 F2.8 Gも良好な逆光耐性を持ちますが、完全に無欠ではないため、強い光源を含むシーンではやや注意が必要です。
どちらを選ぶべきか?
もし、フルフレームカメラを使っていて、ポートレートや風景写真を中心に撮影したいのであれば、FE 24-70 F2.8 GMが最適な選択です。その画質、ボケ味、逆光耐性など、全ての要素で高いパフォーマンスを発揮します。
一方、E 16-55 F2.8 Gは、APS-Cセンサー向けのレンズとして、軽量でコンパクトな設計が魅力です。旅行や日常のスナップショットを手軽に撮影するにはぴったりのレンズです。
まとめ
SONY α7Ⅳでのレンズ選びにおいて、FE 24-70 F2.8 GMとE 16-55 F2.8 Gはそれぞれ異なる特徴を持つ優れたレンズです。画質や性能を重視するならFE 24-70 F2.8 GMを、コンパクトで携帯性の良いレンズを求めるならE 16-55 F2.8 Gを選ぶと良いでしょう。
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