テレビの背面の壁に配線を通し、壁裏にある収納にレコーダーを設置することは、見た目をすっきりさせる方法として人気です。しかし、この方法にはいくつかのデメリットも考慮する必要があります。この記事では、テレビ背面の壁に配線を通してレコーダーを収納する場合のデメリットについて解説します。
1. 配線の取り扱いが複雑になる
壁裏に配線を通す場合、配線の取り扱いが複雑になります。配線が壁の中に隠れていると、後から変更や修理を行いたい時に非常に手間がかかります。特に、機器を新しいものに交換する際や、接続を変更する場合に、再度壁を開ける必要が出てきます。
また、壁に通す配線が複数ある場合、それらを一つ一つ管理するのは非常に煩雑になる可能性があります。
2. レコーダーのアクセスが難しくなる
レコーダーが壁裏に収納されることで、日常的に操作する際に不便さを感じることがあります。特に、リモコンの操作が効きづらくなる可能性があるため、直接アクセスできない場所に設置するのは不便です。
また、レコーダーを取り出して手動で操作することができなくなるため、例えば録画の設定やDVDの挿入など、簡単に行えなくなることがあります。
3. 通風や熱対策の問題
テレビやレコーダーは動作中に熱を発生させるため、通風や冷却が重要です。壁裏に収納することで、機器が適切に冷却されない場合、過熱による故障や性能低下を招く恐れがあります。
特に、エアフローが十分でない場所にレコーダーを設置すると、機器の寿命が縮まる可能性があるため、通気性の確保が重要です。
4. 配線の整理と見た目のバランス
壁裏に配線を通すことで、配線が視覚的に見えなくなり、見た目がすっきりしますが、配線が適切に整理されていない場合、後から問題が発生したときにトラブルシューティングが非常に難しくなります。
また、壁裏に配線を通すためには、配線の取り回しに十分なスペースを確保する必要があり、設置する場所や設備によっては、設置場所が制限される場合もあります。
5. 設置作業の難易度とコスト
壁裏に配線を通す作業は、通常の設置作業に比べて難易度が高くなります。特に、壁に穴を開ける必要がある場合や、壁裏のスペースが狭い場合、作業が複雑になり、追加のコストがかかることがあります。
設置作業には専門的な技術が必要なことも多く、その場合は専門業者に依頼する必要があり、費用がかかる可能性があります。
まとめ
テレビ背面の壁に配線を通してレコーダーを収納する方法には、見た目がすっきりするという利点がありますが、配線の取り扱いやアクセスの難しさ、通風対策など、いくつかのデメリットがあります。これらの点をよく考慮し、設置方法を検討することが重要です。特に、設置場所や機器の熱対策をしっかり行い、後からのメンテナンスを考慮した設置方法を選ぶことをお勧めします。
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