Canon EF100-400mm F4.5-5.6L IS II USMは、スポーツ撮影や野生動物の撮影に優れた望遠ズームレンズですが、EOS M10のようなミラーレスカメラで使用するには工夫が必要です。この記事では、EOS M10でこのレンズを使う方法や代替案について解説します。
EF-EOS Mマウントアダプターの使用
Canon EOS M10は、EFマウントレンズを直接使用することができません。そのため、EF-EOS Mマウントアダプターを使用して、EFレンズを取り付ける必要があります。このアダプターは、EFレンズとEOS Mシリーズのカメラ本体を接続する役割を果たします。
EF-EOS Mアダプターを使えば、Canonのフルサイズ用EFレンズをミラーレスカメラに装着することができます。しかし、EF100-400mm F4.5-5.6L IS II USMのような大きくて重いレンズを使用する場合、カメラのバランスが崩れ、手持ちでの撮影が難しくなる可能性があります。
望遠レンズの重量と手ブレ対策
EF100-400mm F4.5-5.6L IS II USMは、特に望遠域での使用時に大きなサイズと重さを持つため、手ブレが発生しやすいです。このレンズをEOS M10で使用する際は、三脚やモノポッドを使用して安定した撮影を心がけることをおすすめします。
また、このレンズには「IS(Image Stabilizer)」機能が搭載されています。これにより、手ブレを抑えることができますが、三脚を使用する場合はISをオフにすることが推奨されることもあります。特に、野球のようなスポーツ撮影では、動きに素早く対応するために、手ブレ補正の効果が大きくなることが期待できます。
カメラボディとレンズのバランス
EOS M10はミラーレスカメラでコンパクトなボディですが、EF100-400mmという大きなレンズを取り付けると、カメラ全体が非常に重く、扱いにくくなる可能性があります。この場合、カメラボディを変えることも一つの選択肢です。例えば、Canon EOS M6やEOS M50など、より大きくて堅牢なボディを選ぶことで、レンズとのバランスが改善され、より快適に撮影できます。
代替案:望遠ズームレンズを選ぶ
もし、予算に余裕がない場合や、EOS M10でより使いやすいレンズをお求めの場合は、EF100-400mm F4.5-5.6L IS II USMの代わりに、より軽量でコンパクトな望遠ズームレンズを選ぶことも検討できます。例えば、Canon EF-M 55-200mm F4.5-6.3 IS STMなどは、EOS Mシリーズに最適化されたレンズで、手軽に持ち運びができ、野球などのスポーツ撮影にも適しています。
まとめ
Canon EOS M10でEF100-400mm F4.5-5.6L IS II USMを使用する場合、EF-EOS Mマウントアダプターが必要です。大きなレンズを使うことでカメラのバランスが崩れるため、三脚やモノポッドを使用することで安定した撮影が可能です。また、EOS M10の小型ボディではレンズとのバランスが取れにくい場合があるため、より大きなカメラボディに変えることも一つの方法です。予算に余裕がない場合は、軽量な望遠レンズを選ぶのも良い選択肢です。
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