Nikon D7200とTAMRON150-600mmで鳥撮影中にピントが合わない原因と改善方法

デジタル一眼レフ

鳥の撮影時にシャッタースピード(SS)が適切でも、ピントが合わない場合や画質が悪いと感じることがあります。この記事では、Nikon D7200とTAMRON 150-600mmレンズを使用している際にピントが合わない原因と、それに対する改善方法を解説します。具体的な設定やテクニックを実例を交えてご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

1. シャッタースピードとピント合わせの関係

シャッタースピード(SS)は動体撮影において非常に重要です。SS1250は高速シャッターとして適切な数値ですが、鳥のような動きが速い被写体に対しては、更に速いシャッターを使う必要がある場合もあります。動きが速い被写体の場合、シャッタースピードが遅いとブレやピンボケが発生しやすくなります。

例えば、飛んでいる鳥を撮影する際には、1/2000秒以上のシャッタースピードが推奨されます。動きの速さに合わせて、シャッタースピードを調整することが大切です。

2. AF(オートフォーカス)の設定を確認

オートフォーカス(AF)の設定が原因でピントが合わない場合もあります。Nikon D7200には複数のAFモードがありますが、鳥の撮影に最も適しているのは「動体追尾AF」です。これにより、動きの速い鳥にピントを合わせ続けることができます。

また、AFエリアモードの設定も重要です。中央のフォーカスポイントだけでなく、複数のフォーカスポイントを利用することで、被写体が動いてもピントを外しにくくなります。特に、鳥が飛んでいるシーンではAF-C(連続オートフォーカス)モードに設定し、動いている被写体に追従できるようにしましょう。

3. 手振れ補正の重要性とレンズの安定化

TAMRON 150-600mmには手振れ補正機能(VC)が搭載されていますが、これがオフになっていると、低速シャッターで撮影した際に手ブレが発生し、ピントが外れやすくなります。特に望遠レンズでの撮影時は、手振れ補正をオンにすることが非常に重要です。

ただし、手振れ補正は動体撮影時には逆効果になることがあります。動きの速い鳥を追いかけている場合、手振れ補正をオフにすることで、レンズの安定性が向上する場合があります。撮影シーンに応じて、手振れ補正のオン・オフを適切に調整しましょう。

4. 絞り値(F値)の設定を見直す

望遠レンズで鳥を撮影する際、絞り値(F値)が大きすぎると被写界深度が深くなり、背景がぼけにくくなる場合があります。F/8やF/11などの絞り値では、背景がくっきりと写り、鳥が目立たなくなることがあります。

そのため、絞り値はF/5.6〜F/6.3程度に設定するのが一般的です。この設定で背景が自然にぼけ、被写体である鳥がより鮮明に浮き立ちます。

5. まとめ

鳥の撮影時にピントが合わない、画質が悪いと感じる場合は、シャッタースピード、AF設定、手振れ補正、絞り値などの設定を見直すことが重要です。特に動きの速い鳥に対しては、これらの要素が大きく影響します。適切な設定とテクニックを駆使することで、よりクリアで鮮明な写真が撮れるようになるでしょう。ぜひ、これらのポイントを参考にして、次回の撮影に活かしてください。

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