スマホが故障して起動しない場合、これまで使っていたデータがどのようになるのか気になる方も多いでしょう。特に、SIMフリーの格安スマホを使っている場合、SIMカードを新しいスマホに挿し替えれば問題なく使えるのか、WhatsAppやLINEのメッセージ履歴はどうなるのかなど、疑問が多いです。本記事では、故障したスマホからのデータ復旧や履歴の保存方法について解説します。
故障したスマホのデータは残るのか？
スマホが故障して起動しない場合でも、内部のデータは通常残っています。データはスマホの内部ストレージに保存されており、ハードウェアが完全に壊れていない限り、データを取り出すことは可能です。しかし、画面が壊れている、または電源が入らないだけの場合、データ自体には影響がありません。
ただし、電源が完全に入らない場合や、ボードなどのハードウェアに問題がある場合、専門的な修理が必要となることがあります。データ復旧サービスを利用することで、故障したスマホからデータを抽出できる可能性もあります。
SIMカードを新しいスマホに挿し替えた場合
SIMカードを新しいスマホに挿し替えると、電話番号や通信サービスが引き継がれますが、LINEやWhatsAppなどのアプリのデータはそのまま移行されません。これらのアプリのデータは、スマホ本体のストレージに保存されているため、SIMカードだけの移行では復元できません。
そのため、新しいスマホにアプリを再インストールし、以前のアカウント情報でログインすることで、チャット履歴や設定を復元できます。LINEやWhatsAppでは、クラウドにバックアップを取っている場合、アプリをインストールし直した後に簡単にデータを復元することができます。
WhatsAppやLINEのメッセージ履歴はどうなるか？
WhatsAppやLINEのメッセージ履歴は、基本的にスマホ本体のストレージまたはクラウドに保存されています。これらのアプリでメッセージ履歴を保持したい場合、バックアップ機能を利用してクラウドにデータを保存することが重要です。
例えば、WhatsAppではGoogleドライブ（Android）やiCloud（iPhone）を使ってバックアップが可能です。バックアップを取っておくことで、新しいスマホに同じアカウントでログインすれば、過去のメッセージやチャット履歴を復元できます。
LINEでも、LINEアカウントを引き継いで新しいスマホにインストールし、クラウドバックアップからデータを復元することができます。バックアップが定期的に行われていないと履歴が復元できないので、日常的にバックアップを取ることをおすすめします。
データ復旧サービスの利用方法
もし故障したスマホからデータをどうしても取り出したい場合、データ復旧サービスを利用することができます。これらのサービスでは、専門の技術者が壊れたスマホからデータを抽出し、可能な限り復元してくれます。
データ復旧には費用がかかることがありますが、特に重要なデータ（例えば、仕事の資料や思い出の写真など）を失いたくない場合は、プロに依頼するのが最適です。
まとめ
故障したスマホのデータは通常、スマホのストレージに残っていますが、アプリの履歴（LINEやWhatsAppなど）は新しいスマホにそのまま移行することはできません。SIMカードを新しいスマホに挿し替えれば、通信は可能ですが、アプリのデータはクラウドバックアップを使って復元する必要があります。メッセージ履歴など大事なデータを失わないためにも、定期的なバックアップが重要です。もしデータが取り出せない場合は、専門のデータ復旧サービスを検討することをおすすめします。
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