パワコン2台のUOWを並列接続するための適切なケーブル選びと分電盤接続方法

家電、AV機器

パワコン(パワーコンディショナー)の並列接続を行う際、適切なケーブル選びや接続方法は非常に重要です。特に、4.4kWと5.5kWのパワコンを並列で接続する場合、ケーブルの太さや分電盤の接続方法をしっかりと考慮する必要があります。この記事では、8sqや14sq、38sqケーブルを使用した場合の適切な接続方法と注意点について解説します。

ケーブル選びの基本

パワコンを接続するためのケーブル選びでは、使用する機器の最大出力に応じた適切なケーブルの太さが求められます。4.4kWと5.5kWのパワコンを並列接続する場合、ケーブルの太さを決める際に考慮すべき点は、電流の容量、ケーブルの長さ、そして安全性です。

一般的に、5.5kWのパワコンには14sqのケーブルが推奨されていますが、8sqのケーブルを使用することは可能ですが、その場合は最大電流を超えないように注意が必要です。

8sqケーブルとCV 22sqの使用

質問者が提案しているように、8sqケーブルを使用して3端子台に共締めし、その後、CV 22sqケーブルで分電盤に繋ぐ方法も可能です。しかし、この場合、ケーブルが固くて使いづらいという点が問題になるかもしれません。8sqケーブルは、通常の家庭用であれば問題なく使用できますが、長期間の高負荷で使用する場合は注意が必要です。

また、CV 22sqケーブルは比較的柔軟で、作業性も向上しますが、電流容量を超えないように確認する必要があります。特に、パワコンの出力をフルに使用する場合には、過負荷を防ぐためにケーブルサイズを適切に選ぶことが重要です。

標準的なケーブルサイズと接続方法

通常、5.5kWのパワコンに対しては14sqケーブルを使用し、分電盤の2次側には38sqのケーブルを使用するのが推奨されます。これは、安全性と耐久性を考慮した推奨サイズであり、電流容量に十分な余裕を持たせるためです。

質問者が希望するように、できるだけ細いケーブルを使いたいという気持ちも理解できますが、細いケーブルを使用すると、長期間の高負荷時に発熱やケーブルの劣化が早まる可能性があります。したがって、できるだけ推奨サイズのケーブルを使用することをお勧めします。

電気工事士の視点から見る適切な施工方法

質問者は電気工事士の資格を持っているため、施工自体には問題ないでしょう。しかし、ケーブルの選定や接続方法については、電力容量に合わせた適切なサイズを使用することが安全性を確保する上で重要です。電力会社からOKが出ているとはいえ、現場での作業には十分な確認と計画が必要です。

施工を行う前に、すべての配線とケーブルのサイズ、接続方法について再度確認し、規格に合った施工を行うことをお勧めします。

まとめ

4.4kWと5.5kWのパワコンを並列で接続する際、ケーブル選びは非常に重要です。8sqのケーブルを使用することは可能ですが、安全性と長期的な耐久性を考慮すると、14sqや38sqのケーブルを使用することが推奨されます。施工前に適切なケーブルサイズと接続方法を再確認し、安全に施工を進めることが大切です。

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