デスクトップPCでメモリ増設を考えている場合、特にRyzenプロセッサを搭載したPCでは、どの構成が最適かを理解することが重要です。今回は、メモリ増設の方法とその注意点について解説します。特に、Ryzen 7 5700Xを使用している方が直面しがちな、メモリスロットの数や性能に関する問題について取り上げます。
メモリ増設の基本:どのスロットに何を挿すか?
現在の構成において、既に8GBのDDR4-3200メモリが2枚刺さっているとのことですが、メモリ増設を行うにはいくつかの選択肢があります。一般的には、最適な性能を発揮するためには、同じ容量・同じ型番のメモリをペアで使用することが推奨されます。
Ryzen 7 5700Xのようなプロセッサは、複数枚のメモリスロットを効率よく使用できるため、容量を増やすことは可能です。ただし、4枚のメモリを使う場合、特に旧世代のRyzenでは、全てのスロットを使用するとパフォーマンスに悪影響を及ぼすことがあるため注意が必要です。
メモリ増設の3つの選択肢
今回のケースでは、以下の3つの増設方法があります。それぞれの利点と欠点を見ていきましょう。
①空きスロットに16GB×2枚を挿す
空いているスロットに16GB×2枚を挿す方法です。これにより、合計で32GBのメモリが搭載され、動画編集などの重い作業を快適に行えるようになります。ただし、同じ型番・容量のメモリを使うことが重要です。異なるメモリを混ぜて使用すると、動作が不安定になる可能性があります。
②今の8GBを16GBに交換する
現在刺さっている8GBのメモリを16GBに交換する方法です。この場合、2枚の16GBメモリを使用して32GBにすることができます。こちらも推奨される構成ですが、既存の8GBメモリと交換するため、将来的にメモリの拡張が少し難しくなるかもしれません。
③4枚のメモリ(8GB+16GB)を使う
既存の8GBメモリをそのまま使用し、新たに16GBメモリを追加して4枚構成にする方法です。この方法でも動作は可能ですが、全てのスロットを使用することによって、パフォーマンスが若干低下する可能性があります。特に、旧世代のRyzenでは、メモリの相性やチャンネル構成に影響を及ぼすことがあるため、注意が必要です。
Ryzenプロセッサとメモリ構成の相性について
Ryzenプロセッサは、メモリ構成に敏感な場合があります。特に、メモリスロットに全てのスロットを使用する際、性能に影響を与える可能性があるため、最適なパフォーマンスを得るためにはメモリの搭載枚数や種類に気を付ける必要があります。
もし最適なパフォーマンスを求めるのであれば、2枚のメモリ構成で容量を増やすことをお勧めします。16GB×2枚を追加することで、安定した性能が得られる可能性が高いです。
まとめ
メモリ増設を行う場合、最適な構成を選ぶことが重要です。特にRyzen 7 5700Xを搭載したPCでは、メモリの増設を慎重に行う必要があります。最も安定したパフォーマンスを得るためには、2枚のメモリを追加し、合計32GBにする構成が推奨されます。もし4枚のメモリを使用する場合は、メモリの相性や性能に影響を与える可能性があることを考慮しましょう。
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