アイドルのリリースイベント(リリイベ)での撮影には、素早いフォーカスと高画質を維持するために適切なレンズとカメラ設定が必要です。この記事では、Canon EOS Kiss X9とTAMRON SP 70-200mm F/2.8 Di VC USD G2などを使った撮影におすすめのレンズ選びと設定を解説します。
リリイベ撮影におけるレンズ選び
リリイベでは、イベント会場の広さや照明の状況が異なるため、望遠レンズを使って被写体をしっかり捉えることが重要です。TAMRON SP 70-200mm F/2.8は、F2.8の明るい開放値を持っており、暗い環境でもシャープな写真が撮れるため、アイドル撮影に非常に適しています。
また、200mmの焦点距離を持つこのレンズは、会場の後方からでもアイドルの表情を捉えることができるため、特に動きの速いパフォーマンスにも対応できます。手ブレ補正(VC)が搭載されており、手持ち撮影でも安定した撮影が可能です。
他のおすすめレンズ
TAMRON 70-200mm以外にも、アイドル撮影に適したレンズがあります。例えば、CanonのEF 70-200mm F/2.8L IS III USMや、Sigmaの70-200mm F/2.8 DG OS HSM Sportなども非常に高性能な望遠レンズです。
これらのレンズもF2.8の明るい開放値を持っており、動きの速い被写体にも強いです。どちらも手ブレ補正があり、手持ちでの撮影にも適しています。焦点距離が長いほど、後方から撮影する際に便利です。
カメラ設定:ISO、シャッター速度、ホワイトバランス
リリイベでの撮影には、ISO、シャッター速度、ホワイトバランスの設定が重要です。ISOは、暗い会場で撮影するため、ISO 1600~3200程度が目安となります。高感度に強いCanon EOS Kiss X9を使えば、ISO 3200でもノイズが少なく、十分に使える場合があります。
シャッター速度は、アイドルの動きに合わせて1/250秒以上に設定することをおすすめします。速い動きには1/500秒や1/1000秒を使って、シャッター速度を上げることで、ブレを防げます。ホワイトバランスは、会場の照明によって色味が変わるので、オートホワイトバランス(AWB)を試しつつ、必要であればカスタム設定を行いましょう。
ライブハウスや屋外での撮影設定
リリイベ撮影はライブハウスや屋外のステージでも行われることがあるため、環境に合わせた設定が求められます。屋外では日差しが強くなることが多いため、絞りをF4~F5.6に設定して、背景のボケを抑えると良いでしょう。シャッター速度は、動きが速い場合には1/500秒以上に設定します。
ライブハウスでは照明が暗くなるため、ISOを高めに設定し、レンズのF2.8を活かして光を取り込むことが大切です。シャッター速度を上げすぎると暗くなりすぎるため、ISOとシャッター速度のバランスを調整して、十分に明るい写真を撮ることを目指します。
まとめ:リリイベ撮影に向けたカメラ設定とレンズ選び
リリイベでの撮影に最適なレンズは、望遠の70-200mm F2.8タイプのレンズが非常に有効です。TAMRON SP 70-200mmやCanon、Sigmaのレンズは、どれも高画質な撮影ができ、動きのある被写体にも対応できます。
カメラ設定としては、ISO 1600~3200、シャッター速度1/250秒以上、ホワイトバランスの調整が基本となります。会場の環境に合わせて、これらの設定を柔軟に調整しながら撮影することが重要です。自分のカメラに合った設定を試し、実際に撮影していく中でさらに精度を高めていきましょう。
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