運動会などのイベントで動画撮影をする際、どのくらいの望遠距離が必要か悩む方は多いでしょう。特に、APS-Cセンサーのカメラを使用して、グラウンドの端から中央の対象をしっかり映すためには、どのレンズを選べば良いのかについて解説します。
1. 運動会の撮影に必要な望遠距離の基本
運動会のような広いグラウンドで撮影を行う場合、望遠レンズが重要です。特に、対象が遠くにいるため、身体全体をしっかりと映すには焦点距離が長いレンズが求められます。APS-Cセンサーを搭載したカメラを使用している場合、フルフレーム換算で焦点距離を計算する必要があります。
例えば、APS-Cカメラの焦点距離が18mm-105mmのレンズを使用した場合、35mm換算で約27mm-157mmの範囲となります。これが運動会のような広いエリアで被写体を捉えるには少し短いことがあります。そのため、もう少し望遠が必要です。
2. 望遠距離を決める要素
望遠レンズを選ぶ際、単に焦点距離が長ければ良いわけではありません。撮影距離や撮影するシーンの内容によって適切な焦点距離が異なります。運動会では、選手が走る、飛ぶ、ジャンプするなど、瞬時に動きが変わるため、動きに対応できる焦点距離を選ぶことが大切です。
また、グラウンドの端から真ん中を撮影する場合、距離が遠いため、300mm程度の焦点距離が望ましい場合もあります。この距離を使うことで、顔や身体全体をクリアに捉えることができます。
3. ソニーFX30とE PZ18-105mm F4 G OSSの組み合わせ
ソニーFX30はAPS-Cセンサーを搭載しており、非常に高い解像度と色再現性を誇ります。このカメラに、E PZ18-105mm F4 G OSSレンズを装着すれば、運動会の撮影に十分な焦点距離が得られます。
このレンズは、18mmから105mmのズームレンジを提供し、最大で約157mm相当の焦点距離を持つため、グラウンドの端から中央の選手を撮影するには理想的です。しかし、もし更に長い焦点距離が必要であれば、300mm程度の望遠レンズを選択することで、より被写体に近づいて撮影することができます。
4. 300mmレンズが必要な理由
300mmレンズは、運動会のように広いグラウンドを撮影する場合、被写体をしっかりと捉えるためには効果的な選択肢となります。特に、選手の動きや表情をしっかりと映したい場合、この長焦点距離のレンズは優れた性能を発揮します。
また、300mm程度のレンズを使うことで、近くにいなくても対象を鮮明に捉え、遠くの対象を引き寄せて撮影できるため、運動会のような動きが多いシーンでも迫力ある映像を残すことができます。
5. まとめ
運動会で身体全体や顔をしっかり映すためには、APS-Cカメラの場合、約150mmから300mmの焦点距離を持つレンズが理想的です。E PZ18-105mm F4 G OSSレンズでも十分に対応できますが、より遠くの被写体をクリアに捉えるためには、300mmの望遠レンズが選択肢に加わることもあります。撮影する場所や動きに応じて、最適なレンズを選んで、思い出に残る素晴らしい映像を撮影してください。
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